出版社内容情報
ぼくが学校の帰りに出会ったのは、気球にも海鳥にもなれるふしぎな犬。だけど、たったひとつだけ、なれないものがあるんだって。
5歳から
内容説明
ぐれーぷふるーつにも、ちらのざうるすにも、おおきなききゅうにもなんにでもなれるふしぎないぬ。でも、このいぬにも、たったひとつだけなれないものがあったんだ。それは?…5~7歳向。
著者等紹介
三木卓[ミキタク]
1935年、東京都に生まれる。早稲田大学文学部卒業。「鶸」で芥川賞受賞、「ぽたぽた」で野間児童文芸賞、「イヌのヒロシ」ほかで、路傍の石文学賞受賞。作家としての功績に対し、1999年に紫綬褒章受賞。「裸足と貝殻」で、読売文学賞を受賞する
佐野洋子[サノヨウコ]
1938年、北京に生まれる。武蔵野美術大学デザイン科卒業後、ベルリン造形大学でリトグラフを学ぶ。絵本をはじめ創作童話、エッセーの分野でも活躍中。「おじさんのかさ」でサンケイ児童出版文化賞推薦賞を、「わたしのぼうし」で講談社出版文化賞を受賞している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほんわか・かめ
10
勤務校蔵書見直しのため廃棄。の前に読んでみたら、とってもいいお話。言い回しが古臭いので多分今の子どもたちは読めないだろう。幼年童話のため、カタカナ語はひらがな表記。(ぐれえぷふるうつ、ちらのさうるす等) 絵は佐野洋子さん。読メに登録しようとしたら新版が出ていることを知った。〈1972〉2023/12/20
エルカ
0
子供の頃、大・大・大好きな本でした。
寛理
0
☆☆☆☆☆ 犬が月に変身して「ぼく」をその上に住まわせてあげたい、と言うが、失敗して白い花の形の落下傘として落ちてきてしまい、冷たくなっている。でも、くしゃみはする。 犬と少年の友情の物語だが、わかりやすい寓意があるのではなく、不思議で魅力的だ。 三木卓の独特の言葉遣いがたまらない。 「よその いぬなんかと、 なれなれしく しないで いただきたい」。2019/02/24
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- 和書
- 愛らしい加賀のゆびぬき