出版社内容情報
野村胡堂の不朽の名作『銭形平次捕物控』。数多ある作品群の中から、テーマ毎に六篇を選定し収録した傑作選第二弾。凄腕の岡っ引・平次親分は、様々な事件の背後で涙を飲む女たちを救うため、江戸の町をひた走る!
内容説明
夫婦になることを夢見る若い男女、病気の母を抱え貧しさに耐える兄妹、殺しの咎で捕縛された許嫁の無実を信じる娘、死んだ父の恥辱を雪がんとする子供―。欲に塗れた悪人につけ込まれ、悲しみに暮れる心優しき市井の人々。その窮地を救うため神田明神下の平次親分とガラッ八の八五郎が江戸の町を走る!昔も今も何度読んでも面白い、名作シリーズのテーマ別傑作集第2弾。
著者等紹介
野村胡堂[ノムラコドウ]
1882年(明治15年)、岩手県紫波郡生まれ。東京帝国大学法科大学を中退後、報知新聞社に入社。1931年、「オール讀物」創刊号に『銭形平次捕物控』の第一作目を執筆。以降、このシリーズは1957年まで383編もの作品が生み出された。同シリーズは何度も映画化やテレビドラマ化され、国民的な人気を博す。また“あらえびす”の筆名で、音楽評論も行っていた。1963年(昭和38年)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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