ジェノサイド論

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784250202032
  • NDC分類 329.67
  • Cコード C0032

内容説明

ツチ虐殺(ルワンダ)、「民族浄化」(旧ユーゴ)、そして…くり返されるジェノサイド、その処罰へと世界は動き出した。1990年代以降、国際戦犯法廷で判示される「人道に対する罪」「ジェノサイド」の罪および同二罪の適用を受ける戦時性暴力―その法理と解釈を詳細に検討し、戦争犯罪論の課題を示す。

目次

第1章 不処罰を超えて(ベルギーの挑戦―普遍的管轄権の新展開;戦争犯罪法廷の動向 ほか)
第2章 歴史のなかのジェノサイド(ジェノサイドの世紀;ジェノサイドの罪の解釈 ほか)
第3章 ジェノサイド強姦(ジェノサイド強姦とは何か;日本軍「慰安婦」問題―人権小委員会五二会期 ほか)
第4章 上官の責任の法理(上官の責任とは何か;ICC規程二八条の解釈 ほか)
第5章 侵略の刑法学―日本法理の歴史意識(「主体性」の源流;戦前と戦後を「つなぐ」 ほか)

著者等紹介

前田朗[マエダアキラ]
1955年、札幌生まれ。中央大学法学部、同大学院法学研究科を経て、現在、東京造形大学教授。日本民主法律家協会理事、在日朝鮮人・人権セミナー事務局長
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