出版社内容情報
開戦を迫るアメリカの対日経済封鎖、国際連盟での暗躍は宣戦布告に等しい!戦争の渦中で日本人知性は米英の野望を見抜いていた!
日中戦争の真っ只中に出版された「大東亜戦争調査会」叢書を紐解き、満洲事変から支那事変、国際連盟脱退の舞台裏、そしてアメリカの対日経済圧迫まで、日米開戦に至る根本原因を掘り起こす。
そこではあの時代を生きた知性が、米の世界制覇への野望、不正な対日経済圧迫など、日本を開戦へと引き込む米英の戦略・暗躍を冷静に見抜いているのがわかる。戦後、日本人の歴史観から消し去られた「真実」を掘り起こす、西尾幹二の好評シリーズ。
【著者紹介】
昭和10年生まれ。東京大学文学部独文科卒。同大学大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家。著書に『ニーチェ』『国民の歴史』『国家と謝罪』『江戸のダイナミズム』等多数。平成23年より『西尾幹二全集』(国書刊行会)の刊行始まる。
内容説明
日本はなぜ日米開戦に踏み切ったのか―戦後の歴史書から抜け落ちている日本と日本人のリアル。GHQが真っ先に没収した「大東亜戦争調査会」叢書を読む。
目次
第1部(日本にとっての「満洲」の重要性;国際連盟とはなんだったのか;長野朗『滿洲の過去と將來』を読む;松岡洋右の大演説の役割;シナ事変と英ソの暗躍)
第2部(アメリカの対日経済圧迫;アメリカの対日石油圧迫の赤裸々な歴史;開戦の根本原因はアメリカの経済封鎖以外にない;経済制裁から資産封鎖へ;国際連盟の名を借りた英米の世界制覇;地表の3分の1を占めていた覇権国家・英米への日本の正当なる反逆)
著者等紹介
西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒業。同大学大学院文学修士。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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