カードミステリー―失われた魔法の島

カードミステリー―失われた魔法の島

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  • サイズ B6判/ページ数 387p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198604493
  • NDC分類 949.63
  • Cコード C0097

内容説明

夏、北欧からギリシャへ、美しい母を求める息子と父は旅に出た。息子だけが手にした「魔法の本」、父だけが語ることのできる哲学と智恵、そして二人を過去の魔法の結びつけた、謎の小人の冷たい手…。緻密に大胆に織り上げられ、「ソフィーの世界」に先だって、「ほんとうに面白い小説」としてヨーロッパ各国で話題を呼んだ小説。ノルウェー批評家連盟賞、ノルウェー文化庁文学賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

100
子供向けといってもかなり内容的にはかなり難しい気がしました。この著者の作品は以前に「ソフィーの世界」を読んだのですが、その前に書かれていたということでやはり児童向けですが哲学的な考えが結構入っているように感じました。おおもとの話は、いなくなった母親を探して、ノルウェーからギリシャまで父親と息子が旅行をします。その途中に息子がスイスで小人のような人物から小さな本を渡されその内容が入れ子細工のような形で語られます。章立てもトランプのカードということでこの題名となっているのでしょう。2025/01/08

雪紫

60
母親探しの父子の旅が行先が旅先で渡された豆本「プルプルソーダと魔法の島」とリンクしていく哲学的ファンタジー。その時勢が産んだ父無し子の不遇。トランプのジョーカーだけを集める父親。豆本の秘密。父子が語り、論じ合う哲学。それらがすべて家族の物語へと収束していくのが綺麗。・・・良さの伝え方がわからないのでとりあえず何も言わず読むのが賢明。2022/09/17

ぶんこ

39
自分探しに旅に出る・・4歳の子供を置いて? 導入部から共感出来ず、ただノルウェーからギリシャまでの旅物語として読むのは面白かったです。章毎のトランプのイラストも、じっくりみると面白いです。 あとがきを読んで、12歳くらいの少年少女(主人公 ハンス・トマスの年齢) が哲学書を読みたいと図書館に行っても無いだろうからと「ソフィーの世界」を書いたとあり、読もうと思ったら、読メの大人の方々でも難解だったと知り、やめました。 それにしても、家出した妻に寛大な夫に、ただただ驚かされました。2014/08/15

はせこー

14
前に読んだ本書を再読。 まず話のストーリーが面白い。 引き込まれる感じ。 読み終わって哲学的な考えはすぐに身につかないなと思った。2013/02/28

Yusaku

13
友達から勧めてもらった。 父と子が母親を探す旅の途中で老人と出会い、不思議な体験をする。 不思議な体験を通して子は奇跡を知ることになる。 普段なんと無く見ている世界が実はそうではないんだという作者の意図がすっと入ってくる本でした。2013/04/20

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