内容説明
昭和23年、金策のため帰郷したまま戻らない大学生の夫・紀彦を追って、歴子は東北のQ市に赴いた。が紀彦の父でQ市市長の啓三は歴子に会いもせず、紀彦にも会わせなかった。地方政界での地位を強固にするため、紀彦の政略結婚すら目論んでいるというのだ。この地に残り愛を守ろうとする歴子だったが、古い因習の残る街は苛酷だった…。愛するが故の苦悩を描く力作長篇。
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- 和書
- 平安京と近京圏の形成史
昭和23年、金策のため帰郷したまま戻らない大学生の夫・紀彦を追って、歴子は東北のQ市に赴いた。が紀彦の父でQ市市長の啓三は歴子に会いもせず、紀彦にも会わせなかった。地方政界での地位を強固にするため、紀彦の政略結婚すら目論んでいるというのだ。この地に残り愛を守ろうとする歴子だったが、古い因習の残る街は苛酷だった…。愛するが故の苦悩を描く力作長篇。