文春文庫
『犠牲(サクリファイス)』への手紙

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167240165
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

内容説明

『犠牲わが息子・脳死の11日』を私はなぜ書いたか、息子の死は何をもたらしたのか―著者自身の内面の葛藤を率直に著したベストセラーに対して、読者から寄せられた手紙は三百通を超えた。綴られた読者一人ひとりの「生きていく自分」の物語を通し、書くことによる「癒しと再生」を語る感動の続編。

目次

『犠牲』への読者の手紙
追補・読者の手紙―生きていくそれぞれの自分
なぜ書いたか
三つの断片
大学入試問題の『犠牲』
講演 体験と物語
質疑 柳田邦男・樋口和彦
対談 息子の死を見つめる―『犠牲』をめぐって(柳田邦男・河合隼雄)
ロング・インタビュー 僕自身による「柳田邦男」
日本および日本人の現在を知るための総括―『同時代ノンフィクション選集』の編集
相次ぐ身近な「死」を見つめて―『「死の医学」への日記』
書いたこと書けないこと―「よだかの星」の父として
柳田邦男 単行本テーマ別著作年表

著者等紹介

柳田邦男[ヤナギダクニオ]
1936年栃木県生まれ。東大経済学部卒業後、NHK入局。放送記者として活躍した後、退局して執筆活動に専念。72年『マッハの恐怖』で第3回大宅壮一ノンフィクション賞、79年『ガン回廊の朝』で第1回講談社ノンフィクション賞、85年『撃墜』他でボーン・上田記念国際記者賞、95年『犠牲(サクリファイス)』などで第43回菊池寛賞を受賞。著書に『零戦燃ゆ』『ガン回廊の朝』『『死の医学』への序章』『『死の医学』への日記』『犠牲』『20世紀は人間を幸福にしたか』『人間の事実』『この国の失敗の本質』『読むことは生きること」『脳治療革命の朝』『緊急発言 いのちへ』ほか多数がある
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