出版社内容情報
戦時中、天皇裕仁の最も近くにいた当時の内大臣・木戸幸一の日記(『木戸幸一日記(下巻)』)をテキストに、日独伊三国同盟締結、そして日米開戦へと進む歴史の一大事を、天皇の役割に焦点をあわせ読み解いた、貴重な「黒羽史学」講義の記録。
まえがき
「黒羽史学」との出会い――その魅力[渡辺治]
1 『木戸幸一日記』とは何か
2 政治的回帰不能地点としての三国同盟
3 日本近代史における牧野伸顕
4 三国同盟調印までの抗争
5 木戸幸一の公私の人脈
6 日中戦争の泥沼化と対中工作
7 日本海軍と山本五十六 1
8 日本海軍と山本五十六 2
9 松岡外交の目論みの破綻
黒羽文庫について(付:黒羽清隆氏著書一覧)[田村貞雄]
あとがき
目次
『木戸幸一日記』とは何か
政治的回帰不能地点としての三国同盟
日本近代史における牧野伸顕
三国同盟調印までの抗争
木戸幸一の公私の人脈
日中戦争の泥沼化と対中工作
日本海軍と山本五十六
松岡外交の目論みの破綻
著者等紹介
黒羽清隆[クロハキヨタカ]
1934年2月25日東京都杉並区阿佐ヶ谷に生まれる。1952年3月東京都立武蔵ヶ丘高等学校卒業。1952年4月東京教育大学文学部史学科入学。1956年3月東京教育大学文学部史学科(日本史専攻)卒業。1956年4月東京都新宿区立東戸山中学校教諭。1961年4月東京都新宿区立四谷第一中学校教諭。1964年4月東京都立大学付属高等学校教諭。1969年4月NHK通信高校講座日本史(テレビ)担当(1979年3月まで)併任。1974年4月東京学芸大学付属高等学校教諭。1975年4月東京学芸大学教育学部非常勤講師(1977年3月まで)併任。1975年4月中央大学経済学部非常勤講師(1977年3月まで)併任。1979年4月静岡大学教育学部助教授。1981年4月静岡大学教職員組合執行委員長。1981年4月岡崎市史編纂委員。1981年5月静岡大学教育学部教授。1981年9月掛川市史編纂委員。1984年4月静岡大学教育学部教務副委員長(1985年3月まで)併任。1985年4月静岡県史編纂委員会近代史専門委員(1987年3月まで)併任。1987年6月19日逝去
池ヶ谷真仁[イケガヤマヒト]
1962年10月26日静岡県静岡市に生まれる。1981年3月静岡県立静岡西高等学校卒業。1981年4月静岡大学教育学部養護学校教員養成課程入学。1985年3月静岡大学教育学部養護学校教員養成課程卒業。1985年4月静岡大学大学院教育学研究科社会科教育専攻日本史専修入学。1988年3月静岡大学大学院教育学研究科社会科教育専攻日本史専修修了。1988年4月静岡市立西奈小学校講師。1989年4月愛知県私学豊川高等学校常勤講師。1995年4月愛知県私学豊川高等学校教諭
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感想・レビュー
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