出版社内容情報
アンネの短い生涯を父のアルバムから紹介するとともに、ナチスの台東から終戦まで、彼女が生きた社会の動きを豊富な写真でたどる
目次
フランク家の人々―1925年アンネの父オットー・フランクはエーディト・ホレンダーと結ばれた
フランク家の人々―オットーが撮った家族の肖像 1929―1932年フランクフルト
フランク家の人々―平穏な日々1933~1940年 アムステルダム
フランク家の人々―1942年7月6日 隠れ家へ移る
フランク家の人々―ついに隠れ家がつきとめられた
『アンネの日記』の刊行
時代を超えて語りかけてくるもの―アンネ・フランクの世界と私
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
meg
31
心が揺さぶられる。言わずとしれた「アンネの日記」の時代を貴重な写真で読みとく。アンネの実際の日記はたましい。生命。アンネは永遠に生き続けると。深町眞理子のあとがきも必読。2024/09/29
ジョニジョニ
12
フランク家のプライベートの他にも、ナチスが徐々に支持を広げていった時代の日常的な写真も豊富で、そのころの雰囲気が、ザラザラと手に残るような気がします。もうこんな酷いことはおきない、なんてとても思えない。自分自身の中にある、差別や偏見をちゃんとみて、なんなんだこれは?とよく考えつづけます。2019/08/15
葉芹
10
アンネの写真は可愛くて綺麗で妖精みたいです。昔昔のコマネチに似ています。胸が塞ぎますがこの気持を忘れてはなりません。2012/03/23
たつや
5
タイトルに「目で見る」とあるように、、大半が写真や図面です。そして、アンネフランクの笑顔や当時の写真を見ると、人権問題や差別、ユダヤ人について考えさせられます。考えるほどに胸が締め付けられそうになります。 今の日本は平和だなというのが感想です。いち、タレントの不倫やアイドルグループの独立や解散なんてどうでもよくなります。2016/01/25
shigoro
5
補完として読んでみた。写真があった方が、入り込みやすいし、良く出てくる協力者の会社の人達も見えて満足。海外の名前って男か女かイマイチ分かり辛かったりするしね。ただ全体的に、アンネの周囲というより、ただのナチに至った経緯や、その街での様子、戦争の状況などで、この本でなくて、世界大戦の歴史書でも読めばいいようなことがいっぱい書いてあったわ。 2012/06/15