文春文庫<br> 六月の雪

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文春文庫
六月の雪

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  • サイズ 文庫判/ページ数 570p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167916893
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

夢破れた30代の将来への不安、認知症がはじまった本人と周囲の驚愕。
いまの日本の現代的なテーマと、台湾と日本との現代史がからみ合う、乃南アサ台湾ものの決定版!

30代前半、独身の杉山未來は、声優になるという夢に破れ、父母、妹、弟と離れ、祖母・朋子と東京でおだやかな二人暮らし。
ある日、祖母の骨折・入院を機に、未來は祖母が台湾うまれであることを知る。
彼女を元気づけるため、未來は祖母ゆかりの地を訪ねようと台湾へと旅立つ。

ところが戦前の祖母の記憶はあいまいで手掛かりが見つからない。
そこで出合ったのはひと癖もふた癖もある台湾の人たち。
台湾が日本の植民地であったこともぼんやりとしか知らない未來は、中国国民党に蹂躙された台湾の人々の涙を初めて知る。
いっぽう、朋子は認知症を発病し、みずからの衰えに言いようのない恐怖を覚えていた。
それに追い打ちをかける、朋子の遺産目当ての実の娘、真純(ますみ)の突然の出現……。

未來は祖母のふるさとに辿りつくことができるのか。
朋子の衰えに、未來は間に合うのか。そして長い旅路の果てに、未來が下した重大な決断とは……。
『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』と続く著者の台湾ものの、決定版とも言うべき感動巨篇。

内容説明

三十二歳独身、声優になる夢に破れた未來は、入院した祖母を元気づけるため祖母の故郷、台湾・台南市を訪れる。ひと癖もふた癖もある台湾の人たちに助けられながら祖母の生家を捜す旅の中で、未來は台湾の人々が生きてきた過酷な時代の傷跡を知る。そして旅路の果てに、自らの人生に下した大きな決断とは?

著者等紹介

乃南アサ[ノナミアサ]
1960年東京生まれ。早稲田大学社会科学部中退後、広告代理店勤務。88年「幸福な朝食」が第1回日本推理サスペンス大賞で優秀作に選ばれ作家デビュー。96年「凍える牙」で第115回直木賞、2011年「地のはてから」で第6回中央公論文芸賞、16年「水曜日の凱歌」で第66回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふう

87
父が「湾生」だったことで、日本統治下の台湾についてある程度は知っていましたが、終戦後の台湾については知らないことが多く驚かされました。そして、台湾と日本のつながり、それぞれの国の家族のありようについて考えさせられました。台湾の女性が語る過去が少し長いかなと思いましたが、ここまで書かないと台湾の悲しみは書ききれないと作者は考えたのかもしれません。主人公未来が自分の将来を見つめるためにも。 誰の人生も重く長い物語だと改めて思い知らされました。2021/06/01

rui

42
少しずつ忘れていきながら台湾で過ごした日々を懐かしむ祖母を思う孫が、台南へその想いを辿りに。 恥ずかしながら今まで頭の片隅にしかなかった日本統治時代。すごく興味が沸いて夢中で読んだ。 考え方や気持ちが似ているのに環境によって変わってそれは見えなくなることも… 必要かどうかもわからないようなもので溢れるこの時代より、ものがなく工夫しなけれぱ暮らしていけなかったあの頃のほうが充実して愛おしいと感じる祖母の気持ちに共感。便利なようで見えなくなったもののほうが多いなと感じる今。2021/12/06

Y.yamabuki

18
未來は台湾を旅しながら、色んな人達の人生や生活を垣間見、歴史を知ることになる。 昔、日本だった台湾を生まれ故郷として懐かしむ彼女の祖母、その家に今は住む個人的 に壮絶な人生を送る劉慧雯、日本の撤退後の長く続いた自由の無い時代を経験した李怡華、日本とまた違った関わり方をする若い洪春霞。時代や立場によって捉え方が違う。それらすべてを含めて台湾。どこの国でも多面性はあるだろうけれど台湾は複雑な歴史を辿っているので尚更だ。台湾語、中国語、日本語、得意とする順番が人各々のようだ。未來との台湾旅楽しめました。2021/06/11

すぎやん

16
鮮やかに、そして巧みに描かれる台南の街と景色と人。なかでも、六月の雪に向かうときに見た台南の美麗な田園風景には、ただ見惚れるばかり。/台湾の歴史を知っていると、台湾の印象がガラッと変わります。私自身、縁あって台湾のことはそれなりに見知っているのですが、著者の台湾愛を感じながら現地を旅している気分を味わえて、幸せな読書時間でした。/「となり」の叔母は、巧妙なメタファー。みごとに民主化を果たした現在の台湾にとって最大の脅威である、両岸問題を暗示しています。著者の力の入れようが伝わる仕掛けです。2021/10/10

Kei.ma

12
声優の夢が破れた杉山未來の台湾旅行記は、人生そのものや温故知新を感じさせられる。背景に描かれた日台の歴史、豊かな自然に驚く。旅の目的は祖母朋子の台南での記憶を辿ること。そして、並行して語られる「長女」の苦悩。未だに我慢し続けた記憶に苛まれる朋子。長女は他にも。心が暴れる朋子の長女真純。台南で語り合った劉彗雯。こんな重苦しい雰囲気の中、目の前に広がったのは六月の雪。ぱあっと希望が見え、蒼い海とのコントラストが眩い。かすみちゃんこと洪春霞の濁音が抜けた声とともに主人公を飛躍へと誘うように。2021/06/19

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