文春文庫
康子十九歳 戦渦の日記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 334p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784167801410
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

内容説明

昭和二十年八月六日の原爆投下で即死した広島市長の父を追うように、二次被爆で亡くなった粟屋康子。短い生涯の間に遺した日記と書簡などを基に、彼女を取り巻くさまざまな若人たちが、苛酷な明日の命も分からぬ戦時下で体験した悲喜こもごもの日々と、家族間の強い絆を描いたノンフィクション傑作。

目次

火具旋造工場
引き裂かれた家族
運命の年は明けた
思われる苦しみ
追いつめられる日本
暗闇の中の送別会
別離と東京大空襲
硫黄島陥落
惜別の歌
別れゆく勤労学徒たち
広島からの悲報
決死の看病
乙女の病床

著者等紹介

門田隆将[カドタリュウショウ]
1958(昭和33)年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。雑誌メディアを中心に、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなどの幅広いジャンルで活躍している。『この命、義に捧ぐ台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡』(集英社)で、第19回山本七平賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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いつでも母さん

173
痛ましくて、悔しくて、ふつふつと怒りが私の胸を占める。只々怒りが湧いてくるのだ。あの頃、多くの『康子さん』や『近子さん』がいただろう。勿論『梁さん』も・・私達は事実を受け止め、咀嚼し、伝えていく務めがあると思う。この国はその覚悟を何処かに放置してはいないだろうかー2020/08/26

yoshida

121
感動のノンフィクション。広島市長を父に持つ粟屋康子さん。原爆により父、弟、姪を亡くし母は重傷を負った。母を助けに東京から広島へ駆けつけた康子。康子は原爆症の母を篤く看病する。原爆投下から約1月後に母は亡くなる。家族の骨壺と東京に戻った康子だが、2次被爆による原爆症で11月に亡くなる。19年の生涯だった。この作品では、康子の日常を通じて戦時下を懸命に生きる人々の強さ、不屈さ、家族や仲間への愛情が描かれる。日本と台湾の熱い絆も描かれる。自然と涙が流れる。彼等の想いに応える日本を、世界を私達は造らねばならない。2020/08/03

かいちゃん

31
読んでよかった。広島に限らず戦争への知識が少ない若者に読んでほしい。こういう時代でもこんなに真っすぐに生きて、でも世の中はよくならず。涙が2回でた。2020/03/10

ニックス

13
戦争で被爆した少女康子の日記をもとに、門田隆将が小説にした。父親は当時の広島県知事、康子は大学入学した才女で性格もリーダーシップのある人。言い方は難しいが、まさに原爆について記録してほしい人物が書いた日記をもとに小説にしていた。康子の愛国心と家族・友人を思う気持ちが胸を打つ。そんな内容だった。星3.52021/10/15

リュウジ

8
★5 それは、いまから約70年前のこと。当時の広島に生きた女性が19歳で亡くなるまでの、青春記であり、友情記であり、家族の物語。そして、日本を強く守ろうとした物語。プロローグとあとがきを読んだとき、涙が止まらなかった。彼女だけではない。軍人でもなく、政治家でもない、あの時代の人達がなぜ戦っていたのか、何を守ろうとしたのか。この本は、かつての日本人が生きた記録と忘れてはならない記憶。それを知ることは、じぶんのなかに思考の引出しをひとつ増やすこと。2011/09/14

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