内容説明
ガニマタ短足にズル剥け頭、美女軍団「喜び組」と夜の接待組織。世紀の極悪人「将軍サマ」の真の姿を、ワシが撮らずに誰が撮る。2001年、2002年、金正日を追いかけてロシアへ飛んだ不肖・宮嶋の世界的スクープ撮影の舞台裏。ロシアの特殊部隊、北朝鮮のSPが群がる現場で、いかにして決死のスクープをものにしたか、すべてを明かす。
目次
第1章 プロジェクトK
第2章 いざ、シベリア
第3章 トラトラトラ!
第4章 ババア記念日
第5章 北国の夏
第6章 バカを尋ねて三千里
第7章 アンタ・カエリーナ
第8章 貧しき人びと
第9章 金サマは鉄ちゃん
第10章 夜の秘密接待組織“喜び組”
第11章 北の国から再び―二〇〇二年九月、ウラジオストク待伏せ作戦
著者等紹介
宮嶋茂樹[ミヤジマシゲキ]
1961年兵庫県明石市生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業後、「フライデー」を経て、フリーカメラマンに。「週刊文春」をはじめ、自衛隊広報誌「セキュリタリアン」などで活躍。96年に東京拘置所のオウム真理教教祖・麻原彰晃の撮影に成功、97年、編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞を受賞。フィリピン政変、ルーマニア政変、湾岸戦争等を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶ~よん
67
最新作ではウクライナの現状を伝えている報道カメラマン、不肖・宮嶋。2001年当時、北朝鮮の金正日総書記を撮影した日本人カメラマンは存在しなかった。金総書記がロシアを外遊する情報を得ると、世紀のスクープを得るために、あの手この手でその姿を捉えることに奔走する。本書は、金総書記をシベリアで追いかけ回した記録である。汚い言葉遣いと共に、シークレットブーツや頭頂部のハゲ、やりたい放題の我が儘だけでなく、秘密の美女軍団「喜び組」の姿もカメラにおさめることに成功する。ネジが飛んでいる人の物語は、どんな世界でも面白い。2023/01/28
にやり2世
2
目標立てて努力して達成するまでのお話。こう言うとなぜか別のストーリーみたい。宮嶋文体だからか。ロシアのおばーちゃんの賢いとこ、ハラハラした分感動。ハゲうんぬんのとこ、宮嶋さんならではの視点。やっぱ何読んでもおもしろいんだわ。2015/01/16
ころにゃん
1
カメラマンの宮嶋茂樹がシベリアで金正日のスクープ写真を撮る話。臨場感あふれる状況描写にドキドキしながら、読み進む。写真が撮れたときは、宮嶋氏の努力、忍耐力、カンが報われてよかったとホッとする。本音と本気・真剣な仕事ぶりなので、毒舌が気にならない。2012/01/01
忍者ZX
1
金正日をコキおろしててワロタ2011/01/15
たか。
1
不肖・宮嶋も苦労してるんだね。2009/07/16