文春文庫<br> 河童のタクアンかじり歩き

文春文庫
河童のタクアンかじり歩き

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784167535025
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

スケッチブック片手に日本全国タクアン行脚。ルーツを求め人々にふれ、北は網走から南は鹿児島まで。ついには海を飛び越えNYへ

内容説明

タクアンから日本を覗くと何が見えるか?スケッチブック片手に全国タクアン行脚の旅に出た。北は網走刑務所から、南は鹿児島まで、さらには海を飛び越えニューヨークへ…。とどまるところをしらぬ好奇心と行動力で、タクアンをおかずに日本と世界をかじり尽くす。産地直送イラスト満載。滋味豊かなルポ。

目次

安眠できない沢庵和尚
刑務所の25グラム
コンコと信仰と観光
コック長、洋上の奮闘
魚が住まぬ澄みきった水
マタギの里は豪雪地帯
イロリは見えねど『いぶりガッコ』
今様に伝統を破ったり守ったり
やっぱりウチのが日本一
時代が変われば大根も変わる
塩はショッパイだけじゃない
腎臓の賢さに脱帽!
手塩にかけた“社長の道楽”
雪の山陰に“故郷”をみた
海外のタクアン事情
『山川漬け』から逆もどり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

LUNE MER

16
中学時代に一度読んだことがあるが、何故かいちばん印象に残っているのは網走刑務所のタクアン。中学生をして網走の飯を喰いたいと思わしむるなんとも異端の書。その他はほぼ記憶に残っておらず、実に楽しい再読時間。鳥取県出身の身としては今はなき佐治村でのレポートが身に沁みる。書かれたのは自分が小学校に上がる前の時代なので、ここで書かれていることはもはや失われてしまったことばかりかと思われる。とりあえず本書を読むと次の食事で絶対にタクアンが食べたくなるので、タクアンを入手出来ない状況にある人には薦めない。2021/12/14

森の猫

6
タクアンの話から、過疎からの脱却や、塩作りの事、腎臓透析や、自家製タクアン漬けに情熱を傾ける人たち、海外のタクアン事情など。バラエティに富んだ内容。タクアンって、白いご飯にちょっと添えてあると嬉しいなぁ。鰹節をまぶしたのも好き。2014/12/03

すぎえ

6
表紙にこんなことが書いてある。「書店さんへのお願い。これはタクアンの漬け方を書いた本ではありませんので、食べ物の本のコーナーに並べないでください」。そのとおりで本書はタクアンを媒体にしたエッセイ集である。網走刑務所のタクアンあり、人工透析あり、塩の製法ありとバラエティに富み、精密なデッサンとともにさまざまなことがかかれていておもしろい。ホリプロの社長(前社長なのかも)がタクアン通だったり、自家製タクアンが一番と思っている人はけっこういるのだと思った。読んでいるとなぜかタクアンが食いたくなってくるのだ。ポリ2010/01/29

ふろんた2.0

2
★★★★2019/10/31

いづみ

2
黄色くて甘いタクアンが苦手だったが、ちょっと食べてみたくなった…。一つのテーマであちこち出かけたりいろいろ話が広がったり、その旺盛な知識欲には毎度感服です。2011/01/14

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