出版社内容情報
日本人とにって、中国人にとって満州とは何だったか? 反満抗日ゲリラの領袖・楊靖宇の事跡を追いながら、著者自らの郷愁の思いを問い返す哀切な<旅>のすべて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
24
楊靖宇という人物は知らなかったので、新鮮な感じで読めました。澤地さんの満州への想いはひしひしと伝わりますので、それを噛み締めるような感じもしました、2023/06/20
しろぶた
3
満州という言葉からどのくらいの日本人が様々な史実を頭に思い浮かべ、また口に出すことができるのだろうか。私たちは、過去を知らなさすぎるし、学ばない社会にしてしまっている。私は自分たちの祖先がしたことを、気持ちとは関係なく事実は事実であることを知り、その上で人間としてどう誰かと関わって生きるのか決めるべきだと思う。2014/04/07
frigo
0
反満抗日の楊靖宇 / 満鉄エリートの満州 / 日本人難民の満州 / 開拓団の満州 / 中国東北地方の中国人の満州 / 歌によるつながり / 岸谷隆一郎 / 澤地久枝にとっての満州は「故山にして他山」2013/04/02