出版社内容情報
ポスト金融資本主義、ポストITへの未来像。
「ポスト金融資本主義」「ポストIT」は、日本こそが切り開け! 次なる基幹産業の覇者となり、真に幸福な「人材大国」への道を提言。
数々のベンチャーを世界的企業に育成したシリコンバレーを代表するベンチャーキャピタリストが、日本を舞台に未来を語る。
▼アメリカ発の金融危機は、市場万能・株主至上の金融資本主義の欠陥を露呈した。2003年時点ですでにこの事態を予見していた著者は、格差も恐慌も打ち破る究極の解決策を提言する。
▼「ストックオプションは即刻禁止せよ」「エネルギーと食糧は自由競争だけに任せるな」「5年以上株式を保有する人だけの市場をつくれ」「投資減税で新技術開発への資金を促せ」「コンピュータに代わる新たなテクノロジーを生み出せ」。マネーゲームに明け暮れるファンドの横暴を止め、終焉が近いパソコンに代わる新しい基幹産業の創生をめざす。バブル頼みの「幻の好景気」から、みんなが恩恵を受ける「本物の好景気」へ。日本こそが、この新しい資本主義の担い手となれる!
▼処女作『21世紀の国富論』(平凡社)で一躍、時の人となった著者の第二作。
●第一章 金融資本主義の何が間違っていたのか ――幸せは「数式」では現せない
●第二章 「大減税」で繁栄する日本 ――次なる基幹産業の覇者となる方策
●第三章 コンピュータはもはや足枷 ――新ビジネスを生み出す画期的コア技術は何か
●第四章 途上国援助の画期的実践 ――日本人によるおもしろくて、採算も取れる活動を
●第五章 公益資本主義の経営へ ――市場万能・株主至上の弊害を斬る
内容説明
アメリカ発の金融危機は、市場万能・株主至上の金融資本主義の欠陥を露呈した。二〇〇三年時点ですでにこの事態を予見していた著者は、格差も恐慌も打ち破る究極の解決策を提言する。「ストックオプションは禁止せよ」「五年以上の株主だけの市場をつくれ」「投資減税で新技術開発を促せ」。マネーゲームに明け暮れるファンドの横暴を止め、終焉が近いパソコンに代わる新しい基幹産業の創成をめざす。バブル頼みの「幻の好景気」から、みんなが恩恵を受ける「本物の好景気」へ。日本こそこの新しい資本主義の担い手となれ。
目次
第1章 金融資本主義の何が間違っていたのか―幸せは「数式」では表せない(金融資本主義の崩壊は必然だった;ファンドを規制する具体的な方法;あの「幻のような好景気」の理由)
第2章 「大減税」で繁栄する日本―次なる基幹産業の覇者となる方策(「金の卵を産むガチョウ」を生み出せ;「コア技術」を開発できる理由;「投資減税」で夢ある日本を)
第3章 コンピュータはもはや足枷―新ビジネスを生み出す画期的コア技術は何か(「解けない技術」を解く技術;コミュニケーションの大進化;「実業立国」日本が世界を制する)
第4章 途上国援助の画期的実践―日本人によるおもしろくて、採算も取れる活動を(最新テクノロジーで「貧困」に挑む;国連旗の下での民間による支援;マイクロクレジットを日本人の手で)
第5章 公益資本主義の経営へ―市場万能・株主至上の弊害を斬る(世の中への貢献こそが価値;すべての会社は「中小企業」になる)
著者等紹介
原丈人[ハラジョウジ]
1952年大阪生まれ。デフタ・パートナーズグループ会長。アライアンス・フォーラム財団代表理事。慶應義塾大学法学部卒業後、中央アメリカの考古学研究に従事する。その資金づくりのためにスタンフォード大学経営学大学院で学び、国連フェローを経て、同大学工学部大学院を修了。29歳で光ファイバー事業をシリコンバレーで起業し成功。以後ベンチャーキャピタリストとして、オープラス・テクノロジーズ(現インテル)、トランシティブ・テクノロジー(現IBM)、ボーランド、ピクチャーテル(現ポリコム)、トレイデックスなどのベンチャーを世界的企業に育成する。アメリカ共和党のビジネス・アドバイザリー・カウンシル名誉共同議長、国連経済社会理事会常任諮問団IIMSAM特命全権大使、国連ONG WAFUNIF代表大使、日本国政府財務省参与、首相諮問機関政府税制調査会特別委員、産業構造審議会臨時委員、総務大臣ICT懇談会委員を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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