内容説明
“ジーザスの花嫁”を自称する、前科ものの女ふたり。帰る家もない、そこにとどまる理由もない。ただこの世から男どもを抹殺すべく、東へと車を走らせる…。レイプに誘拐、神の儀式に近親相姦。本当に望むものを手に入れたければ、手段を選んじゃいられない。かなりイカれた男たち女たちが織りなす、モザイク的傑作掌篇集!、“南部の夜”3部作第1弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hikarunoir
1
不条理でもとにかく読み進めろ。
条
0
初のバリー・ギフォードだったが、最初どういう作品なのか掴み損ねてあまりノレなかったが、だんだんと異様に面白くなっていき、最後まで一気に読んでしまった。2012/01/11
世玖珠ありす
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登場人物が入れ替わり立ち替わり章ごとに主人公が変わる。「モザイク的」と解説されているが、なるほどいい表現だと思った。三部作の第一作らしいので、いずれ皆が繋がっていくのだろうと思うのだけれど、脳内で消化しきれる自信なし。アメリカ版シュールレアリスム。2011/01/30
junne
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リンチとの関連がよく言及されるけど、印象としてはリンチっぽさもありつつブコウスキーとかそういう感じも。リンチは箱庭世界だけどこっちはもうちょっとストリート感がある、ってことでいいのかな2008/06/15