内容説明
会った途端に魅了されてしまう、日常にスリルとサスペンスを与えてくれる―吉行淳之介からアントニオ猪木まで、「人ったらし」の魅力に迫り、加えて「人ったらし」になるコツを伝授。珠玉のストリート人間学。
目次
第1章 「オネーさん、お水ね」といえる人
第2章 「それ、知りません」といえる人
第3章 「やっと会えたね」といえる人
第4章 「女房には負けますよ、エッヘヘヘ」といえる人
第5章 「オレ、死んじゃうよ」といえる人
第6章 「なあんか、やばいらしいよ」といえる人
著者等紹介
亀和田武[カメワダタケシ]
1949年、栃木県生まれ。成蹊大学文学部を卒業後、「劇画アリス」編集長などを経て、フリーに。82年にSF短篇集『まだ地上的な天使』でデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
22
著者のおすすめの人ったらしって猪木とその他諸々って感じで明らかに猪木ファンが書いた本だというのがよくわかった。是非はともかくそのような人ったらしになれたらいいなと思った。2011/05/01
和草(にこぐさ)
11
人ったらしの人が言う言葉と人ったらしではない人が言う言葉。人柄が違うだけで同じ発する言葉でもこんなに違う。人ったらしは羨ましい。2017/05/09
dice-kn
5
なかなか個性的な方々が出てきてましたが、その方々を魅力的にしている理由は人に好かれることを嫌味なく行っているからかな、と。こう書くと簡単なようだけど簡単には真似できないよなぁと思いました・・。2015/11/27
nabeko
2
著者の知人から有名人まで、具体的な例を上げて人ったらしについて語った本。個人的にはどんな有名人より冒頭のヤマグチ君がめちゃめちゃ良くてこんな人に出会いたいとしみじみ思った。ちょっと斜に構えたような文章で面白かった。2020/04/04
koishikawa85
2
マニュアルなどではなく、亀和田さんのエッセイだ。やはり面白い。冒頭の山口文憲の話も印象的だったが、白洲次郎よりも吉行淳之介を取る、という視点がよかった。川上宗薫の屈折について取り上げたくだりもいい。2016/03/26