文春新書
大和千年の路

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  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166601585
  • NDC分類 291.65
  • Cコード C0295

内容説明

大和路は日本のふるさと。山を縫い、川に沿ってつづく山の辺の道、川の辺の道は、遙か千年の昔へつながっている。万葉のもやに包まれるようにして歩き出せば、その先には古代の旅人も出会ったであろう風景が私たちを待っている。少年の日から、心のままに大和路を歩き続けてきた著者は、百済観音の「千年の微笑み」に美の極致を感じ、いにしえの明日香を求めて野をさまよい、山の辺の道でせせらぎに耳を澄ます。その足どりの如く飄然たる文章が、喧騒につかれた私たちの心を古代の幻想にいざなう。

目次

役小角
山の辺の道
室生寺余情
百済観音
明日香
西の京
大和の空海
東大寺の海雲
二上山

著者等紹介

榊莫山[サカキバクザン]
1926年三重県生まれ。辻本史邑に師事して書の古典を学ぶ。日本書芸院展・奎星会展で度重なる最高賞を受け、審査員に。1958年書壇を退き、国内、海外で個展を開催。著書は、『野の書』『禅の書』『山中書話』『わたしの良寛』『大和慕情』『莫山水墨紀行 大和を歩く』『空海書韻』『文房四宝』(全4冊)『花アルトキハ花ニ酔ヒ』など九十余冊
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ちょび

4
少し昔の奈良の風情が漂う、端整な文体が清々しく、書家の方ならではの視線で描かれる大和に惹かれます。奈良を訪れる際には再読したいです。ときどき掲載の墨絵はすばらしいです。2017/01/09

watausa

0
莫山じいさんの奈良大和のエッセイ。文中「己の長を説くこと無かれ」という言葉が出てきますが「エライ」ことを表に出さない「じいさん」の文章に惹かれます。2013/09/11

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