内容説明
この倒錯を愛と呼べるのか?七十二歳の小説家と、三十四歳の女…。真実の恋の十三年。奇妙な三角関係が、嫉妬も性愛も超えて、安らぎの境地へと至るまで。
著者等紹介
勝目梓[カツメアズサ]
1932年、東京に生まれる。様々な職業に就きながら「文芸首都」の同人となり、小説を発表する。1974年に「寝台の方舟」で小説現代新人賞を受賞。深い情念を描く独特の作品世界が読者の支持を受け、バイオレンスロマンの第一人者として活躍中。2006年に初めての自伝的小説「小説家」を発表し、各紙誌で絶賛された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しまねっこ
2
60歳や70歳になっても若い彼女がいるなんて羨ましい。でもやっぱある程度金を持ってないと無理なんだろうな~。2014/06/24
あこぽん
2
無類の年上好きとしては帯に書かれている文言だけで手にとりたくなるものでした。期待していた内容とは違うし、より性質に迫った部分の描写には偏りがあり、入り込める作品ではなかったのは事実。ただ、とても年の離れた彼が、どんなスタンスでどういう風にものごとを観る可能性があるのか、それがよくわかった。この方の著書は初めて読みました。特に他の著書に興味はないけれど、年の差恋愛ご経験者様には興味深く映るのではないでしょうか。2010/02/27
メルセ・ひすい
0
8-47 赤155 作家の甘い願望 作家57歳・女27歳ホステス。二人の13年間、妻子あるむ別の♂を絡ませる。男女の交情・純愛??エロス&バイオレンスで一世を風靡した作家が、70代にして初の純文学作品を上梓。72歳の小説家と38歳年下の愛人との奇妙な三角関係が、嫉妬も性愛も超えて、安らぎの境地へと至るまでを描く。 2007/05/21