出版社内容情報
坂の上の雲(一)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Book Lover Mr.Garakuta
13
【図書館】【速読】:面白いのなんのって、江戸時代から引き継がれてきた多様性の多い明治の世。列強諸国に負けじと国力で、劣る新興国家日本が、大国ロシアと激突する。日露戦争だが。前半は正岡子規と秋山真之と好古の人生がつづられている。文壇に名を馳せた子規の思いを語るには足りない作品だった。2024/06/14
Riopapa
6
明治期の人間のスケールの大きさに驚く。語学をやる者として、専門書を原書で次々と読み、英語だけでなく、フランス語やドイツ語を操り、外交や軍事交渉を行う登場人物たちには憧憬の念を覚える。2016/02/14
たつや
5
久し振りに読みたくなり、文庫を探したら貸出中。では、と、全集を借りた。忘れているところも多いので、ゆっくり、味わいつつ読みたいと思う。司馬遼󠄁太郎は面白いなあ。2023/09/20
湯一郎(ゆいちろ)
4
ドラマ版も見つつ、並行して読む。ほとんど知らなかった時代なので大変興味深い。先月三笠を見に行ったばかりなので、秋山真之、好古が急に身近に思えた。正岡子規が好きになった。夏目漱石を読みたくなった。メッケルの好きなモーゼルワインを飲んでみたくなった。ドラマ版との細かい違いも面白い。子規の死と日英同盟が前後逆だったり、真之と東郷平八郎の出会う時期が違ったり。ドラマ版で日本軍が略奪してたのには参ったけど。この長い物語はここまでで1/3。このあとどう描かれるのか楽しみ。2018/09/11
デルタアイ
3
明治と言う時代に維新を達成した新興国日本は大した生産や工業も持たないくせに高望みして必死に列強のモノマネをしようとした 全てにおいて列強に劣っていた日本だがこの時代は優秀な人材が揃っており革新とも呼べる手段でこの世界をギリギリの綱渡りで渡っていく すでに登場人物も十二分に見応えがあり名作に相応しく物語も史実とは思えぬほど秀逸 今の日本人は本当にこの人達の子孫なんだろうか ☆9.02024/01/01