出版社内容情報
シリーズ第４弾。オリンピックイヤー前年、真央は何を胸にリンクに上がっていたのか。若き女王の戦う姿と１８歳の素顔がここにある。
内容説明
バンクーバー五輪を前にした浅田真央の闘い。新しいコーチ、そしてライバルとの勝負。世界女王は、悩みながらもまた大きく成長した。輝き続けた１８歳の胸のうち。写真とインタビューで振り返る２００８‐２００９シーズン。
目次
第１章 天才と妖精
第２章 ふたつの達成
第３章 見えた課題
第４章 大舞台へ
Ｒｅｃｏｒｄｓ ２００８‐２００９シーズン
著者等紹介
宇都宮直子［ウツノミヤナオコ］
ノンフィクション作家。神奈川県横浜市出身。１９９１年に『神様がくれた赤ん坊』でデビュー。幅広い取材、温かな視点、硬質な文体には定評があり、医療、教育、動物、スポーツなどに関する著書は十数冊に及ぶ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ｄ21 レム
14
5歳の自分に戻ったら今の自分に何と声をかけるかという質問に「スケートやれててよかったねえ。上手になってよかったねえ」と答える浅田。山田満知子コーチ「踊れるだけならダンサーでしょう？わたしたちはフィギュアスケートで競っているスケーターなんですよ」。「タラソワは真央にできないことはなにもないと思っていた」「浅田真央はまぎれもない天才だが、決して器用ではない。融通もきかない」「いったいどうして跳べなかったのか不思議で仕方がないわ（中略）関係者は笑って話す。あんなにタラソワを怒らせた選手は、いまだかつていない」2015/11/16
almeida
5
全日本選手権３連覇、おめでとう。「浅田真央、１９歳」を楽しみにしてます。2010/07/02
ellie
5
トリプルに不安があるのならば、ダブルにして安全策を。 「３回転より2回転のほうが簡単でしょ？」普通に考えると そうなのだけれど、 そうじゃない選手もいる。 浅田選手がそうだ。 彼女は難度を下げることでモチベーションも下がってしまうし、 練習してきたようにしか滑れない。 直前で変更など出来ないのだ。 誰もがうらやむような天才的素質を持ちながら、 誰もが「簡単に出来そう」と思うような小さな変更ができない。 そんな不器用な浅田選手の一面を知れる一冊。2009/12/14
椿子
4
やっぱり真央ちゃんは可愛い。巻末の写真なんかすごく可愛い。そして彼女は結構感覚的な子なのかもしれないなあと思った。それに人間として完璧じゃないとこも好かれるところなのかも。だけど凄い努力の人。 個人的には彼女には、心の隅っこに、子供だった時の無邪気な自分を残しておきながら大人になって欲しい。そして強さを身につけてほしいな。2011/06/05
小葉
4
だんだん筆者に語ることが少なくなっているのでは？という印象。それもそうだよね。天真爛漫、無邪気なままではいられない。タラソワコーチが考えていた「天才」の違い。コーチとの言葉の壁。大変だったんだなぁ。2011/05/14
