出版社内容情報
猿之助ストーカー、ファミレス無銭飲食男、中年ホモ三角殺人事件など、笑えるようで実は無気味な珍事件の数々にコラム王が迫る!
内容説明
殺伐とした「笑えない」事件が増えている。もっとも事件というのは、だいたいそういうものであるが、それでも丹念に新聞の社会面などをチェックしていると、時折、ユーモアやある種の「味」を隠しもった事件記事に出くわすことがある。記事を読むうちに、殺伐とした犯罪の底に隠れた、当事者たちの「人間味」を感じとれたりする。これはそんな「味な事件」を採集ファイルした一冊である。
目次
たちいった視察
困った狩人たち
中年三角ホモ殺人
拷問とユーモア
薔薇とウサギ
チャーリー井上、捕らわる
島を渡る男
軍鶏とギャルヤクザ
監禁マス男と逆転層による鶏パニック
耳を齧るボクサー、洗濯機をハネる列車〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SUPERNEET
1
事件は面白かった2008/11/03
hiratax
0
(2005)「マンボ党捕まる」の記事が踊るのは「B級ニュースファイル」なのでその続編。2005/03/09
カンパネルラ
0
微妙に古い話で、ニュースとしては古くても話は面白い。同じ頃に起きた事件でも、最近のことに感じるものともっと昔に感じるものとがある2009/05/15
ノスケ
0
変わった事件の記事を取り上げた本。中でも気になったのが選手が失踪した話。今も発見されずに潜伏しているのだろうか?2011/12/05
朱音
0
一風変わった事件を新聞の社会面の片隅から拾い上げ、泉氏なりの視点から鋭く書かれている。ちょうど「神戸少年殺害事件」「ダイアナ妃事故」「和歌山カレー事件」のころだったので、そういう「派手な」事件も書かれているがそれよりも「高い塀が越えられなくなって引退した泥棒の話」「「真っ暗な家に忍び込んでも大丈夫なように昼間は押入れにこもって‘夜目‘の訓練をしていた男」なんかのトホホな事件の方が面白かった。2002/01/06