西洋の敗北―日本と世界に何が起きるのか

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西洋の敗北―日本と世界に何が起きるのか

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  • サイズ 46判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163919096
  • NDC分類 302.3
  • Cコード C0098

出版社内容情報

 ロシアの計算によれば、そう遠くないある日、ウクライナ軍はキエフ政権とともに崩壊する。
 戦争は〝世界のリアル〟を暴く試金石で、すでに数々の「真実」を明らかにしている。勝利は確実でも五年以内に決着を迫られるロシア、戦争自体が存在理由となったウクライナ、反露感情と独経済に支配される東欧と例外のハンガリー、対米自立を失った欧州、国家崩壊の先頭を行く英国、フェミニズムが好戦主義を生んだ北欧、知性もモラルも欠いた学歴だけのギャングが外交・軍事を司り、モノでなくドルだけを生産する米国、ロシアの勝利を望む「その他の世界」……
 「いま何が起きているのか」、この一冊でわかる!

・ウクライナの敗北はすでに明らかだ
・戦争を命の安い国に肩代わりさせた米国
・ウクライナは「代理母出産」の楽園
・米国は戦争継続でウクライナを犠牲に
・米情報機関は敵国より同盟国を監視
・NATO目的は同盟国の「保護」より「支配」
・北欧ではフェミニズムが好戦主義に
・独ロと日ロの接近こそ米国の悪夢
・ロシアは米国に対して軍事的優位に立っている
・モノではなくドルだけを生産する米国
・対ロ制裁でドル覇権が揺いでいる
・米国に真のエリートはもういない
・米国に保護を頼る国は領土の20%を失う
・日独の直系社会のリーダーは不幸だ
・日米同盟のためにLGBT法を制定した日本
・NATOは崩壊に向かう 日米同盟は?

エマニュエル・トッド(Emmanuel Todd)
1951年生まれ。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、さらにはトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に予言。著書に『エマニュエル・トッドの思考地図』(筑摩書房)、『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』『シャルリとは誰か?』『問題は英国ではない、EUなのだ』『老人支配国家 日本の危機』『第三次世界大戦はもう始まっている』『トッド人類史入門』(いずれも文春新書)『我々はどこから来て、今どこにいるのか?』(文藝春秋)など。

内容説明

ロシアの計算によれば、そう遠くないある日、ウクライナ軍はキエフ(キーウ)政権とともに崩壊する。戦争は“世界のリアル”を暴く試金石で、すでに数々の「真実」を明らかにしている。勝利は確実でも五年以内に決着を迫られるロシア、戦争自体が存在理由となったウクライナ、反露感情と独経済に支配される東欧と例外のハンガリー、対米自立を失った欧州、国家崩壊の先頭を行く英国、フェミニズムが好戦主義を生んだ北欧、知性もモラルも欠いた学歴だけのギャングが外交・軍事を司り、モノでなくドルだけを生産する米国、ロシアの勝利を望む「その他の世界」…「いま何が起きているのか」、この一冊でわかる!

目次

戦争に関する10の驚き
ロシアの安定
ウクライナの謎
東欧におけるポストモダンのロシア嫌い
「西洋」とは何か?
自殺幇助による欧州の死
「国家ゼロ」に突き進む英国―亡びよ、ブリタニア!
北欧―フェミニズムから好戦主義へ
米国の本質―寡頭制とニヒリズム
ガス抜きをして米国経済の虚飾を正す
ワシントンのギャングたち
「その他の世界」がロシアを選んだ理由
米国は「ウクライナの罠」にいかに嵌ったか―一九九〇年‐二〇二二年
追記 米国のニヒリズム―ガザという証拠

著者等紹介

トッド,エマニュエル[トッド,エマニュエル] [Todd,Emmanuel]
1951年生まれ。フランスの歴史人口学者・家族人類学者。国・地域ごとの家族システムの違いや人口動態に着目する方法論により、『最後の転落』(76年)で「ソ連崩壊」を、『帝国以後』(2002年)で「米国発の金融危機」を、『文明の接近』(07年)で「アラブの春」を、さらには16年米大統領選でのトランプ勝利、英国EU離脱なども次々に“予言”

大野舞[オオノマイ]
1983年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了。パリ大学東アジア人文科学研究科博士課程所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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たま

64
【辛口】正直なところトンデモ本だと思う。家族類型についてのトッドさんの初期の著作は面白かったが、それでロシアの崩壊を予言したと持ち上げられた結果、大風呂敷を広げ断言できるはずのない事象で断言を繰り返すに至っている。専門の人口学の統計データ(出生数、乳幼児死亡率、平均余命etc.)や社会学の本の引用は参考になるが、現実の欧米諸国の政治(寡頭制だそうだ)については罵詈に終始し(「馬鹿げた」が何度出てくるか)説明が全然足りず、期待外れ。それでも反発を覚えながら私自身の見方を整理できたのは良かったというべきか。 2025/04/06

ta_chanko

47
西欧近代=自由民主主義は人類普遍の価値観ではなかった。ウクライナ戦争から見えてきたのは、西欧(特に米英)の工業生産力の衰退。アメリカでは、優秀な若者は金融業に進み、科学技術の担い手はアジア系(インドや中国)の留学生や移民。結果、ロシア とその支援国(グローバルサウス)の工業生産力に勝てなくなっている。アメリカの真の目的は、ドイツとロシアの同盟を防ぐこと。欧州においてはデンマークとノルウェーが監視役。衰退に向かうアメリカと、自死に向かう西欧諸国。その原因は、宗教ゼロ状態が生み出したニヒリズム。2025/03/05

Tomoichi

45
ロシア・ウクライナについてやアメリカ・イギリスなど欧米についての考察はなるほどと感心させられると同時に、これからの世界に不安しか無くなっている自分がいる。もう自分が想像していた英米でもなく、世界ではなくなっている。自滅しつつある欧米を見ながら我が日本はどう舵を取っていくのだろう。バラマキ合戦なんてしている場合ではない。2025/03/02

TATA

41
エマニュエル・トッドによるロシア、ウクライナ考、さらに西洋の没落を説く。確かに独仏英の混乱、凋落ぶりはこの10年ほど特に顕著。その背景にある宗教による教義の消失になるほどなあと。2025/04/22

Mark

36
幾分、乱暴なところもあるが、説得力がある内容。滑稽なトランプを見ていると、プーチンや習のほうがよほどまともに見えてくる。アメリカはすでに戦争遂行のための十分な兵器を生産できない。エンジニアの数は、ロシア、中国などのほうが圧倒的。優秀なアメリカの若者は、MBA、ロースクールなどに行きたがり、難しいエンジニアリング分野の学生が少なくなっているというのは確か。アメリカのGDPが、いかに意味をなさないものか、ということ。一方で、米国は無尽蔵に「$」を生産でき同盟国を支配し生産させ、国内で消費するという循環。2025/01/23

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