椎名林檎論―乱調の音楽

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椎名林檎論―乱調の音楽

  • 北村 匡平【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 392p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163916064
  • NDC分類 767.8
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「文學界」掲載時から大きな話題を呼んだ連載が書籍化!

デビューから約20年。
椎名林檎は、日本の音楽界にとって常に大きな存在であり続けている。
しかしながら、彼女に関する評論はあまりに乏しかった。

椎名林檎のファースト・アルバム『無罪モラトリアム』から
東京事変の最新アルバム『音楽』まで。
その規格外の才能を、歌詞・和音・構成・歌唱・意匠から統合的に論じる。

椎名林檎の音楽を「演奏」するように批評し、その音楽の本質に迫る。

内容説明

歌詞/和音/構成/歌唱/意匠―統合的・徹底的に論じ尽くす。

目次

全てを読み込む音楽批評
現在進行形の衝動―『無罪モラトリアム』の衝撃
宙吊りと緊張感―『勝訴ストリップ』と分裂
新宿系自作自演屋―平成の偶像と愛好家
音楽を魅せる―椎名林檎の映像美学
ロックファンとの別離―擬古典派の『加爾基 〓液(ザーメン) 栗ノ花』
豪雨の最中の旗揚げ―東京事変という『教育』機関
楽団を再起動する―『大人』の事変サウンド
座長など要らない―『娯楽』の規格外の音像
鎧を脱き捨てること―未来志向の『三文ゴシップ』
フィジカルな限界の先―前衛的でポップな実験作『スポーツ』
溶けあう才能―千秋楽の『大発見』
目抜き通りを歩く―逆襲する『日出処』
本物と協働する―客演で連帯する『三毒史』
自由と食べること―『音楽』を再生する東京事変
全てを呑み込む椎名林檎

著者等紹介

北村匡平[キタムラキョウヘイ]
1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院/科学技術創成研究院未来の人類研究センター准教授。専門は映像文化論、メディア論、表象文化論。『スター女優の文化社会学―戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社、2017年)にて第9回表象文化論学会・奨励賞受賞、『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房、2019年)にて令和2年度手島精一記念研究賞・著述賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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しゅん

19
コード進行・リズム・テクスチャー・歌唱・歌詞と不足なく言及する分析を主軸にしつつ、椎名林檎本人の言説を無視しない。「r」音の巻き舌の頻度を確かめていく分析が特に面白い。読んだ後だと『歌舞伎町の女王』の聞こえ方が変わる。時間軸上に活動を追っている構成は単純ではあるけど、デビュー期と以降は曖昧にしか聞いてなかった立場としては、その変化と連続性を知ることができてありがたい。東京事変のアルバムはある程度同質に聞こえていたので、それぞれの違いの強調に虚を突かれて楽しくなる。2022/10/11

スリカータ

16
椎名林檎さんはドライブのお供にスマホに数曲入れている程度の浅いファンだが、この本は椎名林檎さんを語り尽くした感があった。譜面やコードの記載はひとつひとつ解読すると時間が幾らあっても足りないので、総論的な部分と特に自分が好きな曲をピックアップして読んだ。椎名林檎さんの色褪せぬカリスマ性と著者の熱量を感じる本。2022/11/28

ふなこ

12
深読み禁止令が出ているというのに、何故こんなにも深読みせずにはいられないのだろうか。一曲一曲再現しながら存分に楽しめる一冊。2023/01/14

tolucky1962

10
主流へ抵抗,雑多,土着,人間臭い新宿系。いま・ここ・あたし,二項対立のMM,SS。無国籍で日本的,循環時間のKSK。初期に通じる教育。ファンキージャジーな大人。遊戯性の娯楽。女性性を肯定する三文。疾走感のスポーツ。自我を抑制し共作した大発見。教育と大人は義務教育,娯楽は職業学校,スポーツは研究所,大発見は工場。主張が前景化した陽の日出処。陰で宗教性濃いが無国籍,非歴史的三毒史。世にないものを作るため前作から変化する。メンバーもデュエットもファンも選び活かす。夢のあとの喜びで一杯なのがなぜ球体なのか分かった2022/11/05

Mariko

9
音楽批評。こんなに細かく音楽を言葉で表した本は初めて読んだ。歌詞、コード進行、コンセプト、時代、世間の声、東京事変の結成解散…あいだに本人インタビュー文もあり、当時の思いなど初めて知ることも。改めて椎名林檎の音楽の凄さ、魅力を再認識。一からじっくり聴きたくなった。2022/10/21

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