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出版社内容情報
「文學界」掲載時から大きな話題を呼んだ連載が書籍化!
デビューから約20年。
椎名林檎は、日本の音楽界にとって常に大きな存在であり続けている。
しかしながら、彼女に関する評論はあまりに乏しかった。
椎名林檎のファースト・アルバム『無罪モラトリアム』から
東京事変の最新アルバム『音楽』まで。
その規格外の才能を、歌詞・和音・構成・歌唱・意匠から統合的に論じる。
椎名林檎の音楽を「演奏」するように批評し、その音楽の本質に迫る。
内容説明
歌詞/和音/構成/歌唱/意匠―統合的・徹底的に論じ尽くす。
目次
全てを読み込む音楽批評
現在進行形の衝動―『無罪モラトリアム』の衝撃
宙吊りと緊張感―『勝訴ストリップ』と分裂
新宿系自作自演屋―平成の偶像と愛好家
音楽を魅せる―椎名林檎の映像美学
ロックファンとの別離―擬古典派の『加爾基 〓液(ザーメン) 栗ノ花』
豪雨の最中の旗揚げ―東京事変という『教育』機関
楽団を再起動する―『大人』の事変サウンド
座長など要らない―『娯楽』の規格外の音像
鎧を脱き捨てること―未来志向の『三文ゴシップ』
フィジカルな限界の先―前衛的でポップな実験作『スポーツ』
溶けあう才能―千秋楽の『大発見』
目抜き通りを歩く―逆襲する『日出処』
本物と協働する―客演で連帯する『三毒史』
自由と食べること―『音楽』を再生する東京事変
全てを呑み込む椎名林檎
著者等紹介
北村匡平[キタムラキョウヘイ]
1982年山口県生まれ。映画研究者/批評家。東京大学大学院学際情報学府修士課程修了、同大学博士課程単位取得満期退学。日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て、現在、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院/科学技術創成研究院未来の人類研究センター准教授。専門は映像文化論、メディア論、表象文化論。『スター女優の文化社会学―戦後日本が欲望した聖女と魔女』(作品社、2017年)にて第9回表象文化論学会・奨励賞受賞、『美と破壊の女優 京マチ子』(筑摩書房、2019年)にて令和2年度手島精一記念研究賞・著述賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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