グレイスレス

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グレイスレス

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  • サイズ 46判/ページ数 122p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163916545
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

デビュー小説『ギフテッド』に続き、芥川賞候補に選ばれた鈴木涼美の第二作。主人公は、アダルトビデオ業界で化粧師(メイク)として働く聖月(みづき)。彼女が祖母と共に暮らすのは、森の中に佇む、意匠を凝らした西洋建築の家である。まさに「聖と俗」と言える対極の世界を舞台に、「性と生」のあわいを繊細に描いた新境地。

内容説明

ポルノ女優たちに化粧を施す仕事をしている「私」森の中に佇む邸宅での祖母との静かな暮らし。あまりに対極的な二つの世界が交錯する。アダルトビデオ業界に生きる女の倫理観とは?「性と生」のあわいを繊細に描いた鈴木涼美の新境地。第168回芥川賞候補作。

著者等紹介

鈴木涼美[スズキスズミ]
作家。1983年東京都生まれ。慶應義塾大学環境情報学部在学中にAVデビュー。その後はキャバクラなどに勤務しながら東京大学大学院社会情報学修士課程修了。修士論文は後に『「AV女優」の社会学』として書籍化。日本経済新聞社記者を経てフリーの文筆業に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

216
第168回芥川龍之介賞受賞作・候補作、第二弾(2/5)です。鈴木 涼美、前回のノミネート作に続いて2作目です。 前回よりも巧くなっていると思いますが、受賞までのインパクトは、ないと言うことでしょうか❓ 次回は長編を期待、著者には、桜木紫乃や金原ひとみのような作家を目指して欲しいと思います。本書でAV業界の化粧師という職業があることを初めて知りました。 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163916545 【読メエロ部】2023/02/05

美紀ちゃん

107
芥川賞候補作になったので読んでみた。以前読んだギフテッドも良かった。作者の鈴木涼美さんは東京大学大学院社会情報学修士課程修了。すごい。主人公のメイクの仕事をしている女性は、聖月(みづき)。いい名前だと思う。お仕事小説。下ネタ的な語彙はたくさん出てくる。けれど内容は淡々としていて、へーなるほどと思った。面白かった。撮影中に女優が「ダメ」とか「ムリ」っていうのは演技だと思われてしまうので、止めたい時は、はっきりと「カット」と言うこと。おばあちゃんの考え方が素敵だと思った。鈴木涼美さん気になる。学校図書館は×2023/04/04

fwhd8325

107
小説の概念を改めて考えさせられる作品でした。この感性を受け止めるにはかなり難しいように感じます。私が、ずっと若ければ、きっとこの感性を自分なりに表現できるのにと悔しい思いです。にっかつロマンポルノが全盛であれば、きっと映像化されていただろう。それは神代辰巳なのか藤田敏八なのだろうか。2023/02/28

モルク

106
ポルノ女優の化粧師をしている主人公。森のなかに佇む古いがモダンな感じの邸宅に祖母とふたりで暮らしている。そこでの生活と仕事現場、時々泊まるカプセルホテルがたんたんと描かれている。著者の経歴からいってAV撮影現場ってこんな感じなのだろうと思う。120ページほどの短い作品。だが読むのに結構苦戦する。そうか、芥川賞候補…なるほど。私は芥川賞の方の作品とは相性が悪いらしい。2024/01/26

いっち

87
グレイスレスを辞書で調べると、「品のない、見苦しい、恐れのない」などの言葉が並ぶ。主人公はAV業界で化粧師をしている。祖母と住んでいるのは、森の中の西洋建築の家。祖母との生活の場面は不要に感じた。既視感のある退屈さ。AV業界の場面は新鮮で良かった。この著者だからこそ書ける場面だと思った。主人公は、「どうして鏡の前の椅子の後ろに立っているのかと、どうしてその椅子に座らないのか」を問い続ける。つまり、なぜ化粧師をしているのかと、なぜAV女優にならないのか。実力で長期間働ける化粧師を選んだ主人公は、したたかだ。2023/02/05

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