進化を超える進化―サピエンスに人類を超越させた4つの秘密

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進化を超える進化―サピエンスに人類を超越させた4つの秘密

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  • サイズ 46判/ページ数 408p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163915531
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0098

出版社内容情報

◎元「ネイチャー」誌編集者が贈る、かつてない人類史

人間はどこから来て、どこへゆくのか?

この古くて新しい問いに答えようとする新たなる名著が誕生した。

著者はいう。
並はずれた種である人類は、いま超生命体になりつつある、と。

その超生命体=ホモ・オムニス(集合性人類)とは何者なのか? 本書は宇宙の誕生から説き起こし、人類という種がいかにして自分たちを変え、自然との関係を変えてきたかを語りつくす。

その語り口は、自然科学と人文科学が融合した、現代ならでは知見を縦横無尽に往来する、ビッグ・サイエンスにしてビッグ・ヒストリーといえる。

人間をここまで変えてきた進化、なかんずく文化の進化がいかになされたのか。著者は4つの要素がそれを推し進めたのだという。
火。
言葉。
美。
時間。

火を使うことは、人間の利用可能なエネルギーを飛躍的に増大させ、わたしたちを生物的な限界から解き放った。
言葉という情報こそが、複雑な文化的知識を正確に伝え、わたしたちを協力させることを可能にした。
美が、わたしたちの活動に意味をもたらし、共通のアイデンティティで融合させ、大規模な社会をつくりあげた。
そして時間が、世界を客観的・合理的に説明する方法の基盤となり、わたしたちの科学をここまでにした。

この4つの要素と人類の物語は新鮮な驚きに満ち、今まで気づかなかった人間観を与えてくれる。そして、生物進化を超えた文化進化の先には「超人類」の姿が見えてくる……。

2020年の英国王立協会(世界最古のもっとも権威ある学会)サイエンス・ブック賞最終候補作。科学本の垣根を超え、知的刺激を求めるあらゆる読者に贈る、待望の邦訳。

内容説明

「美」と「時間」の発見がヒトを特別な種にした。人文科学と自然科学の架け橋となり人間観を刷新する、新たなる論客の傑作。

目次

序章 人間がいかに生物学的人類を超える種となったかについての物語へようこそ
創世記
第1部 火
第2部 言葉
第3部 美
第4部 時間

著者等紹介

ヴィンス,ガイア[ヴィンス,ガイア] [Vince,Gaia]
サイエンス・ライター、作家。『ネイチャー』誌、『ニューサイエンティスト』誌のシニア・エディターを歴任。『ガーディアン』、『タイムズ』、『サイエンティフィック・アメリカン』などの新聞・雑誌に寄稿する。60ヶ国以上を歴訪し、3ヶ国に暮らした。現在はロンドンを拠点とし、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの人新世研究所のシニア・リサーチ・フェローも務める。2014年のデビュー作『Adventures in the Anthropocene』(『人類が変えた地球 新時代アントロポセンに生きる』小坂恵理訳、化学同人)は英国王立協会サイエンス・ブック賞を女性として初めて受賞

野中香方子[ノナカキョウコ]
翻訳家。お茶の水女子大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブラックジャケット

17
今、われわれ人類の科学技術は環境を変え、気候変動に至る結果に立ちすくむ思いだ。なぜサピエンスの進化は驚くほどのスピードとパワーを得たのか。この根源的な問いに、著者は遺伝子レベルから文化の本質を考察した。火や道具からテクノロジーへの進歩、社会を作ることで知識を蓄積・応用し 最大限の効果を得た。特に「美」に対する考察は感銘した。人類社会は美しい絹織物を世界中に普及させた。美しい建築物は社会の中の人間を結束させ、新たな力を蓄えさせた。この先に人類を越えたホモ・オムニを想定する。ダイナミックな論考に脳内沸騰。 2024/05/02

naohumi

8
火、言葉、美、時間。これらが人間独自の進化を 進めてきた要因なようだ。この本では、人の歴史についてをこれら4つのカテゴリーとともに考察してある印象。人を人たらしめてきた歴史や文化を探る事は、人間とは何かを知る意味でも大変興味深い。この本の結論としては、これらの進化の過程から、超人類「ホムニ」になろうとしている人間について考察している。それを考える上で、人間が地球をいかに支配しているか。これからの地球と 間の将来を考える上で、人間本位に生きていくことが本当に良いことだろうか。問いができた。2022/08/07

グラスホッパー

6
生命が誕生してから、淘汰され、生き残った者が我々である。火、言葉、美、時間の4章で、サピエンスについて述べている。「日本は恥の文化」「アメリカは罪の文化」に得心した。美については、装飾では腹が満たされないが、美への欲求が文化、社会を発展させたことがわかった。楽しい読書時間だった。2025/04/01

あんぽんたん

6
様々な切り口から現人類が繁栄できた理由を問う。著者の背景を見て納得。科学論文誌のエディターらしく、研究結果を基に話を展開していく様がまさに科学論文そのもの。内容は間違ってはないないのだろうが、話が全体的に散らかっていて読みにくい印象。著者の語りたいストーリーが見えてこなかった。内容も、この手の有名本と比較して特筆することもなく。遺伝子と文化と環境が掛け合わさって進化が促進されたという珍しくもない事実に、客観的証拠が羅列されているだけであった2022/12/12

タキタカンセイ

4
人類はホモ・オムニス(集合性人類)=ホムニに進化する(めでたしめでたし)、というのが結論だが、果たしてそれはハッピーエンドなのか。ホムニのイメージとしてあげられたアメーバの「社会性アメーバ」という状態。「一部が死んで全体を守る行為」って、「全人類のためにお前らは死んでもらう」ということではないか。 結論はともかく各論や細部は大変面白くてためになりました。2022/09/18

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