出版社内容情報
消防士は川原で石を拾っていた女性と交際を始めたが……。『教場』などの短編ミステリの名手が、消防署を舞台に描く九つの連作短編。
内容説明
雨の翌日、消防司令の今垣は川べりを歩く女性と出会う(「石を拾う女」)。新米の土屋と大杉は“無敗コンビ”だった(「白雲の敗北」)。女性レスキュー隊員の志賀野が休暇中に火事を発見(「反省室」)。西部分署副署長の吉国は殉職した息子のお別れの会で思い出を語るが…(「逆縁の午後」)。ほか5篇。短篇の名手が紡ぐ9つの消防ミステリ。
著者等紹介
長岡弘樹[ナガオカヒロキ]
1969年山形県生まれ。筑波大学第一学群社会学類卒業。2003年「真夏の車輪」で第25回小説推理新人賞を受賞し、05年『陽だまりの偽り』でデビュー。08年「傍聞き」で第61回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。13年『教場』が「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、「このミステリーがすごい!2014年版」第2位となり、2014年本屋大賞にもノミネート(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- ある凡人の自叙伝