• ポイントキャンペーン

北の富士流

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163904825
  • NDC分類 788.1
  • Cコード C0093

出版社内容情報

単身上京して横綱に上り親方として二人の横綱を育て、NHKの相撲解説で人気の北の富士。男も女も魅了する“粋”と“華”の流儀。人間力満開の痛快な人生!



横綱まで上りつめて引退した後、親方として千代の富士、北勝海の二人の横綱を育てあげる快挙をなし、さらに相撲協会をはなれてNHKの解説者となってからは、自由奔放にして情のある辛口の解説で、70歳半ばにいたる今も人気の真っ只中に君臨し続ける北の富士。その比類なき人生のこなし方に、作家の村松友視さんが迫ります。



女優の浅丘ルリ子さんも大絶賛で、「粋で華やかで色気がある。私、北の富士流の味方です」として以下のような文章を寄せています。

「北の富士さんは姿の美しい横綱でした。今は解説の歯に衣着せぬ物言いを楽しんでいます。人の美しさは生き方からにじみ出るものでしょうが、村松さんの作品を読んで、北の富士さんの粋や華、心意気や色気の秘密がよくわかりました」



村松さん自身、偶然酒場で出会った北の富士さんと、酒場のコースターにお互いに伝言を書き残して従業員に渡してもらうという、ペンフレンドのような不思議な関係を続けていました。大相撲ファンのみならず、人が鮮やかに生きるとはどういうことか、そのヒントを与えてくれる傑作です。

村松 友?[ムラマツ トモミ]

内容説明

生い立ち、少年期、入門、力士の修行、遊びの修行、ライバルとの熱い競い合い、破門、横綱昇進、引退、親方、千代の富士と北勝海、二人の横綱の師匠、相撲協会を退職、華のある相撲解説。波瀾万丈の半生を全部書きます。

目次

第1章 北の富士前夜、北海道のけしき
第2章 私と相撲の遠距離交際
第3章 猛稽古と遊びの方程式
第4章 出世みち三歩進んで二歩下がる
第5章 破門から初優勝への大逆転
第6章 ライバル玉の海との出世競争と熱き友情
第7章 「夜の帝王」と「ネオン無情」の極彩色
第8章 横綱時代の万華鏡
第9章 二横綱を育てた名伯楽の奥行き
第10章 北の富士流の試練
第11章 テレビ解説席の粋、華、情

著者等紹介

村松友視[ムラマツトモミ]
1940年生まれ。中央公論社勤務を経て執筆活動へ。1980年、『私、プロレスの味方です』がベストセラーになり、1982年、『時代屋の女房』で第八十七回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

96
村松友視は、学生時代から数十年に渡って読んでいる作家です。北の富士の現役時代は知りませんが、親方と解説者としては良く知ってます。相撲取りは引退した後、見る影もない人が多いですが、北の富士は粋で別格だと思います。北の富士愛に溢れた本作、北の富士流で生きる美丈夫の生き様を見ました。それにしても北の富士流で生きるのは難しいでしょうネ。2016/10/06

テクパパザンビア

25
粋で華やかで色気のあるー。私、北の富士流の味方です。(浅丘ルリ子)全くその通りですなぁ〜。親方の相撲解説を楽しみにテレビ観戦しています。来場所は誰が優勝するかしら?2016/10/24

メルル

25
これはちょっと私の思い違いがあったかな。もっと北の富士氏が携わっている本だと思っていたけれど、著者の村松氏が北の富士氏の周囲に取材し、独自の考えを展開している。内容は興味深く面白かったけれど、同じ内容が繰り返されるところもあってそこはちょっと…。折角、コースターの粋な交流があったのだから、お二人の対談なんかがあればよかったのに。2016/09/01

おかむら

24
ダンディ北の富士。相撲の解説をしてる舞の海さんの方はまあまあ知ってるけど、北の富士さんの方はほぼ知らなかったので読んでみました。楽しい! 昭和の角界の豪快エピソードの数々。休場中にハワイでサーフィンしてた(いちおう不眠症の治療のため)という横綱時代のエピソード(もちろん協会から厳重注意)が楽しすぎる。朝青龍なんかまだまだ可愛いもんだわ。そしてこの本、粋な男の美学みたいなんをおじさん同士でわかり合ってる感がなんか微笑ましい。2023/08/07

23
優しくもピリリと渋い、解説者としての北の富士さんしか知らない世代だがイメージにぴったりという印象。遊び好きではあるが、やることはやる。これじゃなきゃ横綱になれるわけない。全勝優勝したからと思えば負け越してみたり、休場明けに優勝したり。竹を割ったような性格で義理人情を大切にし、筋を通す。強さだけでなく、人間北の富士に皆惹かれるのだろう。親方としても千代の富士、北勝海を育てた名伯楽。「人間味満開の男道」カッコつけることなく弟子に寄り添い、反面教師的な面も隠さない。まだまだこの人の解説で大相撲が見たい。2020/12/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11047098
  • ご注意事項