出版社内容情報
単身上京して横綱に上り親方として二人の横綱を育て、NHKの相撲解説で人気の北の富士。男も女も魅了する“粋”と“華”の流儀。人間力満開の痛快な人生!
横綱まで上りつめて引退した後、親方として千代の富士、北勝海の二人の横綱を育てあげる快挙をなし、さらに相撲協会をはなれてNHKの解説者となってからは、自由奔放にして情のある辛口の解説で、70歳半ばにいたる今も人気の真っ只中に君臨し続ける北の富士。その比類なき人生のこなし方に、作家の村松友視さんが迫ります。
女優の浅丘ルリ子さんも大絶賛で、「粋で華やかで色気がある。私、北の富士流の味方です」として以下のような文章を寄せています。
「北の富士さんは姿の美しい横綱でした。今は解説の歯に衣着せぬ物言いを楽しんでいます。人の美しさは生き方からにじみ出るものでしょうが、村松さんの作品を読んで、北の富士さんの粋や華、心意気や色気の秘密がよくわかりました」
村松さん自身、偶然酒場で出会った北の富士さんと、酒場のコースターにお互いに伝言を書き残して従業員に渡してもらうという、ペンフレンドのような不思議な関係を続けていました。大相撲ファンのみならず、人が鮮やかに生きるとはどういうことか、そのヒントを与えてくれる傑作です。
村松 友?[ムラマツ トモミ]
内容説明
生い立ち、少年期、入門、力士の修行、遊びの修行、ライバルとの熱い競い合い、破門、横綱昇進、引退、親方、千代の富士と北勝海、二人の横綱の師匠、相撲協会を退職、華のある相撲解説。波瀾万丈の半生を全部書きます。
目次
第1章 北の富士前夜、北海道のけしき
第2章 私と相撲の遠距離交際
第3章 猛稽古と遊びの方程式
第4章 出世みち三歩進んで二歩下がる
第5章 破門から初優勝への大逆転
第6章 ライバル玉の海との出世競争と熱き友情
第7章 「夜の帝王」と「ネオン無情」の極彩色
第8章 横綱時代の万華鏡
第9章 二横綱を育てた名伯楽の奥行き
第10章 北の富士流の試練
第11章 テレビ解説席の粋、華、情
著者等紹介
村松友視[ムラマツトモミ]
1940年生まれ。中央公論社勤務を経て執筆活動へ。1980年、『私、プロレスの味方です』がベストセラーになり、1982年、『時代屋の女房』で第八十七回直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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