内容説明
ハーバーマスとホネットの議論を考察しながら、「人間的生」・「生活世界」の理論のパースペクティヴを開く。本書は、ハーバーマスのアドルノ批判が開いた地平を確保した上で、アドルノに帰ろうとする。これは「自然の人間的歴史と人間の自然史の抗争・絡み合い」という構想へと導く。
目次
第1部 ハーバーマスとホネット(ハーバーマスのコミュニケーション的行為の理論;ホネットの承認論;人間的生)
第2部 内在的超越とその解体(内在的超越(1)
内在的超越(2)抽象と具体/普遍と特殊
近代の過程)
第3部 民主的法治国家と公共圏(ハーバーマスの『事実性と妥当性』;公共圏と内在的超越―住民的・市民的・世界民衆的公共圏;自然の人間的歴史と人間の自然史の抗争)
著者等紹介
横田榮一[ヨコタエイイチ]
1949年生。1980年北海道大学大学院文学研究科博士課程満期退学。元北海商科大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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