内容説明
1990年代後半に入って使われはじめた「ガバメントからガバナンスへ」というキャッチフレーズは何を意味するのか。本書は、公民パートナーシップ、市民参加の可能性、リスク・ガバナンスと自治体、独立行政法人制度、自治体内分権、少子高齢社会の福祉政策、等々のテーマのもとに、ガバメント(政府)とガバナンス(統治)という概念とその関係性を、主としてローカルなレベルにおける「コー・ガバナンス」(共治・協治)への構造転換という視点から問い直す。
目次
第1章 ローカル・ガバナンスと公民パートナーシップ―ガバメントとガバナンスの相補性
第2章 市民参加の可能性とガバナンス
第3章 ローカル・ガバナンスと意思決定への参加―住民自治と住民投票
第4章 リスク・ガバナンスと自治体―北海道交雑防止条例をめぐる考察
第5章 独立行政法人制度とガバナンス―独立行政法人評価の観点から
第6章 ローカル・ガバナンスと自治体内分権
第7章 電子自治体とローカル・ガバナンス
第8章 少子高齢社会の福祉政策―地方分権とローカル・ガバナンス
著者等紹介
山本啓[ヤマモトヒラク]
東北大学大学院情報科学研究科政治情報学分野・教授(公共政策論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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