出版社内容情報
生きることを真正面から見つめ、格闘してきた詩人・伊藤比呂美が、宗教学者・山折哲雄に問いかける、「老いを生きる知恵」。
出産、子育て、閉経、両親の介護と死を経て、忍び寄るのは自らの老い。
生きることを真正面から見つめ、格闘してきた詩人・伊藤比呂美が、宗教学者に「老い方」と「その心構え」を訊きにいく。
内容説明
人生相談の血が騒ぐ!良い老い方、悪い老い方。「文藝春秋SPECIAL」に寄せられた人生についての悩みから、さまざまな人生に奥深く入りこむ。
目次
1 性をこころえる(食欲と性欲の切っても切れない関係;欲望を満たしつつ、快く死んでいきたい;「翁」の表情は日本の老人の理想 ほか)
2 老によりそう(木石のように生きる;乾いた仏教、湿った仏教;国を誤らせた五七調 ほか)
3 病とむきあう(創造的な病;「気配の文化」と「告知の文化」;「思いやり」のあいまいさ ほか)
4 死のむこうに(骨を噛む;ひと握り散骨のすすめ;儀式抜きで生きていけない ほか)
著者等紹介
山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年生れ。宗教学者・評論家。国際日本文化研究センター名誉教授。2002年、『愛欲の精神史』で和辻哲郎文化賞、2010年、南方熊楠賞受賞
伊藤比呂美[イトウヒロミ]
1955年東京都生まれ。詩人。1978年『草木の空』でデビュー。80年代の女性詩ブームをリードした。1999年『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、2006年『河原荒草』で高見順賞、2007年『とげ抜き新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、翌年、紫式部文学賞を受賞。1997年に渡米した後、熊本に住む両親の遠距離介護を続けていた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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