昭和天皇〈第2部〉英国王室と関東大震災

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784163705606
  • NDC分類 288.41
  • Cコード C0095

出版社内容情報

46判
上製カバー装
320P
「彼の人」とその周囲の人々を通じ、激動の時代を描きつくす傑作評伝。初めての外遊を経て、大正が終わり、ついに裕仁の時代が訪れる。

*販売価格は予価です。発売日などの出版情報が変更されることがありますので予めご了承くださいませ。

内容説明

皇太子裕仁は、初めてのヨーロッパ外遊で自由の味を知る。しかし帰国すると、原敬首相暗殺、関東大震災、虎の門事件と、世情は不穏の相を濃くしていた。やがて大正天皇が崩御し、ついに裕仁の時代が訪れる。

目次

皇太子のマナー教育
イギリスの立憲君主制
戦禍の教訓
福祉国家という課題
英国との連帯
美しき田園
共和国フランス
ローマ法王との邂逅
原敬暗殺
摂政就任
関東大震災
虎の門事件
婚礼のかげで
新婚の日々
大正の終焉

著者等紹介

福田和也[フクダカズヤ]
1960年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。同大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。現在、慶應義塾大学教授。文芸評論家として文壇、論壇で活躍中。93年『日本の家郷』で三島由紀夫賞、96年『甘美な人生』で平林たい子文学賞、2002年には、『地ひらく 石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐうぐう

20
大正十年からその終焉までを綴る『昭和天皇』第二部。そこでの大きな出来事は、半年にも及ぶ欧州外遊だ。むろん、本書の多くもその記述にページを割いているが、福田和也は欧州巡幸という光のエピソードの影になりそうな小さな出来事にもきちんと目を向ける。例えば、欧州出発前に訪れた沖縄で裕仁一行が、貧しき県民が必死に歓迎の旗を振る姿を目にした描写のあと、その24年後に過酷な激闘を展開した沖縄戦に裕仁はいかに想いを寄せたかを想像し、(つづく)2015/10/05

長野秀一郎

1
評価:4

kuro_23

0
昭和天皇の評伝の第2部。欧州視察と大正から昭和にかけての時代について。ここまで読んで透けてくるのは、昭和天皇は真面目で今でいう「いい人」らしいということ。その取り巻く人々も、その立場では誠実だと思うんだけど、どこをどう掛け違えたのか…。2013/08/02

kuwagata

0
早く次の巻が読みたい。福田和也の文体は魅力的だ。2011/06/03

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