出版社内容情報
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鬼才・奇才・稀才・宮崎夏次系が東西の文学作品をもじって、ひねりとねじりを加え、うねりを出した、笑って泣いてためになる短篇コミック。「武士よさらば」「羅生メン」「ナミ風立ちぬ」「小津の魔法使い」「賢治の贈り物」などあの名作たちが七色に変化!
内容説明
特別”隠れコミック”を収録/待望のコミック短篇集。
著者等紹介
宮崎夏次系[ミヤザキナツジケイ]
初単行本『変身のニュース』が、文化庁メディア芸術祭マンガ部門の審査委員会推薦作品に選出される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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ミスランディア本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
37
各編のタイトルが見事に名作のダジャレ。「一九八四年くらい前」なんて調子でもじるセンスが抜群だ。タイトルはおそらく発想源にすぎず、そこから作者独自の世界が展開されていく作品が多い。人物の一見穏やかな表情とは裏腹に、とんでもなくシニカルな話があったりするから、不条理作品が好きな人(たとえば私とか)には大ウケだ。オビの裏表紙部分に全タイトル・目次が書いてあるから、そこを見たらもう読むしか選択肢がない(たとえば私とか)。かなり分厚いのもサブカルコミックらしさ。惹句の通り、眠れない夜に銀河の下でページをめくるか。2026/02/28
Mark.jr
5
漫画界で真に代替不可能な絵の持ち主の一人、宮崎夏次系先生。本書は、それぞれの作品のタイトルが有名な文学作品をもじっている連作短編集です(元ネタが分からないのが2つほどある)。掲載誌はSFマガジンですが、もはやSF(少し不思議)というより、シュールギャグの領域に片足突っ込んでいます。あんまりなオチに笑ってしまった「アンナか、レニーナ」(ヒドいタイトルだ)、「ナミ風立ちぬ」。まさかの四コマ形式「さいゆう」などがありますが。後半に行くにつれ「星のお兄さん」など感動ものが増えていくのも、また良きです。2026/04/01
浮世バール
5
分厚くて良い。短編が30話ぐらいあって読み応えがあった。宮崎夏次系さんを堪能できる一冊だった。シュールな笑いと切なさが同居している。自分にはタイトルがわかったりわからなかったりだったけど、知ってたらもっと楽しかったかも。2026/02/18
chacha子
4
SFマガジンに連載されていたとのこと。すごくよかった。会話がリアル。2026/03/10
s_s
4
早川書房から刊行されるコミックは凡そ見逃してしまいがちではあるが、今回は立ち寄った大型書店で偶然目が合って購入に至った。表紙だけでも雰囲気抜群であるが、肝心の内容も濃密で良かった。往年の名作小説を独自の世界に落とし込み、もはやオリジナルに近い物語へと変換しているのが特徴で、その堪らなく気の抜けるような見事な緩急の付け方に不意に笑いが口元から零れてしまった。現代要素をさりげなく取り込んだその親しみやすさと、根底にある名作へのリスペクトが感じられる、宮崎夏次系作品の無限の可能性を感じさせる出来栄えだった。2026/02/28




