出版社内容情報
古生物学者と天文学者の仕事は絡み合った一つのものだ――人間とこの世界がどうして存在するに至ったかを語る偉大なアイデアを探すこと。『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』の著者が贈る科学読物
内容説明
『ヒトのなかの魚、魚のなかのヒト』の著者が、「ヒトのなかの宇宙、宇宙のなかのヒト」をテーマに生物学と地学・天文学をオーバーラップしてみせる傑作科学解説。
目次
第1章 世界を揺るがす
第2章 過去からの衝撃
第3章 幸運な星たち
第4章 時間について
第5章 大いなる者の出現
第6章 点をつなぐ
第7章 お山の大将たち
第8章 熱と寒気
第9章 凍れる事実
第10章 発明の母
著者等紹介
シュービン,ニール[シュービン,ニール] [Shubin,Neil]
シカゴ大学個体生物学・解剖学教授。進化生物学や発生遺伝学、ゲノムサイエンスを統合する新しい生物学の流れに属する、古生物学者にして解剖学者。水生動物から陸生動物への移行に関するミッシングリンクであると話題になったティクターリクの発見者の一人
吉田三知世[ヨシダミチヨ]
京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふ~@豆板醤
34
たまには理系本も、と思い昨夏から積んでいた本。ヒトが誕生してからの時間なんて地球・宇宙規模で考えれば瞬間的なものに近く、人体には進化により不要になったはずのものの名残が見られるという解説が興味深かった。ヒトの腎臓が形成される過程が魚とリンクしていたり、遺伝、月の起源など、幅広い分野の話を知ることができとても面白い。昔たくさん読んだ古生物の本をまた読みたくなったし、博物館も行きたくなった(^^)たまにはこういう本もいい刺激になる!2017/03/05
そらのひつじ
7
宇宙誕生から地球の変動、生物進化まで異なる分野の科学を一繋ぎにした壮大で知的刺激に富む好著だった。革新的な科学者も多く紹介され、発見や新説提唱の物語も面白かった。2014/09/07
takao
4
ミッシング・リンクを探すには、事前にそれらしき地質の場所を文献等で特定することが重要。2017/12/17
読み人
3
図書館本。面白かったし、学習も出来た。後日購入予定。 前作にも挑みたい。2017/07/01
やす
3
すごく面白かった。 地球の歴史から生命の歴史へとつながっていく。自分の興味にドンピシャ2017/05/22