内容説明
ぼくがもらったやさしさが、だれかを癒す海になる―ひとりぼっちのぼくが、ある日出会った一匹の魚。ぼくだけにほほえんでくれるその魚は、ぼくの心の中まで変えていった。家族のようで、友達のようで、恋人のようなぼくの大切な魚。だけど、そんな大切な魚に何をしてあげればいいのだろう?満たされた心からあふれ出すほんとうの癒しを描いた物語。
著者等紹介
ジミー[ジミー][Jimmy]
幾米。台湾の絵本作家。1998年、『ほほえむ魚』と『森のなかの秘密』の2作を出版し、注目を浴びる。その後も話題作を提供しつづけ、台湾における絵本ブームの立役者となる。群を抜く創造力と変化に富んだ文章、しみじみとした情感は、国境を超えて広く支持され、アジア諸国をはじめアメリカ、ヨーロッパでも多くの作品が翻訳出版されている
有沢晶子[アリサワアキコ]
中国文学翻訳家。現在、大学で教鞭をとりながら、中国の演劇を専門に研究している
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浅葱@
34
いとおしむってこういうこと。ほほえむ魚とボクの世界はあたたかで優しかった。2015/10/02
ひほ
25
人は満たされると人にやさしくなれる。満たされた心からあふれ出す、ほんとうの癒しを描いた物語。全編がブルーを基調とした好きな色合いの本でした。2014/04/10
眠る山猫屋
15
サカナ、夜の街、孤独・・・。惹かれるものばかりだけれど、この本を読み解くのは難しい。サカナを海に還した後の主人公がどうなったのか。単なるハッピーエンドには思えないのだけれど、やっぱりハッピーエンドで良いのだろうか・・・。素敵な本ではあるのですけれどね。2016/01/25
海(カイ)
14
【図書館】絵がかわいいなと思って借りてきた。満たされた心からあふれ出す本当の癒しを描いた物語。2018/02/20
ごへいもち
11
クェンティンブレイクの絵にそっくり。いいのか。台湾が国際化するのはまだだなぁ2012/05/22
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- 和書
- 終生ヒトのオスは飼わず