内容説明
世界のテロ組織に武器を供給しているといわれる武器商人ギャントは、ナチス再興を企てる極右組織の領袖でもあった。彼の身辺を探るべく派遣されたイスラエルの諜報員は謎の失踪をとげていた…。諜報員の行方を追うよう依頼された私立探偵ステッドマンはギャントの組織に迫る。彼が探り当てたのは、ナチス再興計画のカギとなる、奇怪な古代遺物の存在だった。キリストの体を貫いたと伝えられる、聖なる槍の秘密とは―国際謀略とオカルトを鮮やかに給合させた傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
**くま**
8
スティーヴン・キングのオススメ本。「国際謀略とオカルトを鮮やかに結合させた傑作」って・・・はっきり言ってこの時点で私には難しい。なぜなら「国際謀略」ってようするに政治とかスパイとか駆け引きとか、そういうの私は全然理解できない。頭の中を言葉が横滑りしていく・・・馬鹿。しかもまったく興味もない、テレビのニュース観るのが精一杯。結局これも流し読み、すみません。ナチス再興の話ですが、この作家さんのウリのショッキングな拷問・殺戮シーン、長すぎなベッドシーン、きついエログロは健在。なんと貞子みたいなキャラが出てくる!2014/10/08
Ryosuke
0
竹2008/04/25
Cinejazz
0
十字架上のキリストの脇腹を貫いたとされるロ-マ軍の百人隊長ロンギネスの槍と、第三帝国親衛隊長官ヒムラーの骸が登場するホラー小説。滑り出しは好調、中盤すぎまで興味を掻き立てるが、ナチス再興を企てるカルト集団の荒唐無稽な筋書きが続き、後味悪い幕切れとなった。2018/12/07