内容説明
世の喝采を浴びた赤穂浪士の吉良邸討ち入りから早六年、判官贔屓の江戸庶民の間で、義士たちの人気は衰えることがなかった。しかし、討ち入りの後、お家を取り潰され、浪々の身となっていた吉良家の家臣たちの胸には、幕府に対する激しい怒りが滾っていた。そしてその怒りは江戸城に向かって燃え上がっていく…。小野派一刀流を自在に操る神保鏡四郎の活殺剣が闇に哭く。
著者等紹介
城駿一郎[ジョウシュンイチロウ]
1938年東京生まれ。早大文学部卒。脚本家として主に時代劇畑を歩き、『大江戸捜査網』『長七郎江戸日記』『暴れん坊将軍』など、多くの人気時代劇を手がけた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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