ハヤカワ文庫 インキュバス

レイ・ラッセル/大伴墨人

早川書房（1987/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 420p／高さ 16cm
• 商品コード 9784150404482
• NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[すけきよ]

超ぶっかけ小説（笑）不可能犯罪ミステリが嫌いな理由は、「それなら宇宙人か幽霊が犯人の方が信じられるよ」という感想が頭をもたげることにあるんだけど、今回は全く逆。なんだろう、この欲求不満というか、不完全燃焼感は……。インキュバスの正体自体は、個人的には別にいいんだよ。ただ、そこに至るまでのミスリーディングがかなりあらぬ方向を向いているというか、全く回収されていないのはどうかと。好きか嫌いかと問われれば、好きですが、何か？

2009/07/16

[Toshi]

楽しめました。あそこが驚愕するほど大きいという描写が結構繰り返されてておかしかったです。

2020/12/26

[栗淳]

★★★★☆ホラーと言うほど怖くはなかったけど、面白かったです。ただ、投げっぱなしは部分が若干あるのでそこが気になります。あとタイトル的にエロイのかとおもってたけど、軽めでした。その辺を期待して読むと物足りないと思います。

2015/10/07

[飛鳥なつめ]

これはホラーなのか？B級ホラー映画を観ていると度々当たり前に感じることなのだが、この作品を読んでいても同じ感情しか出てこなかった。むしろ何かのギャグなのか？と思うくらいにインキュバス登場シーンが面白すぎる。笑えてくる。そんなんありか⁉︎と今更愚問を呈してしまう。それほどにありえない下品さなのだ‼︎（褒め言葉）うん、ほんと、結末に明かされたインキュバスの正体も含め、全体的にギャグテイストだった。ホラーどこ。

2015/06/21

[ヴィオラ]

狼男や吸血鬼ではなく、あえてソコか？！という作者のセンスは結構好き。ちょこちょこと「これはコメディ？」と思うような展開を見せるも、いちおう意外なオチを持ってきてミステリーっぽくまとめちゃう器用さが、ラッセルらしい部分かも。この作品最大の欠点は、男が読んでも全く怖いと思わないところかな？フェミな方面から攻撃されちゃうんじゃないかと、変な心配をしてしまいました(^▽^;)逆に、女性は結構怖いのでしょうか？

2013/02/23