内容説明
廃棄処分を免れたボイルドとウフコックは、“三博士”のひとりクリストファー教授の指揮の下、9名の仲間とともにマルドゥック市へ向かう。大規模な再開発計画を争点にした市長選に揺れる街で、新たな証人保護システム「マルドゥック・スクランブル‐09」の任務に従事するボイルドとウフコックたち。だが、都市政財界・法曹界までを巻き込む巨大な陰謀のなか、彼らを待ち受けていたのはあまりにも凄絶な運命だった―。
著者等紹介
冲方丁[ウブカタトウ]
1977年岐阜県生まれ。早稲田大学中退。在学中の1996年に『黒い季節』がスニーカー大賞金賞を受賞してデビュー。2003年の『マルドゥック・スクランブル』(ハヤカワ文庫JA)で第24回日本SF大賞を受賞、「ベストSF2003」国内篇第1位に輝く。以来、小説・コミック・アニメ・ゲームといったメディアを超えるエンターテインメントの創り手として注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
UK
23
ほほお。超人揃いの09メンバーを上回る怪物集団がライバルとして現れ、凄まじい戦闘シーンの連続。陰惨な虐殺の描写もてんこ盛りなんだけど、これはもうある種のゲームだもんな。しかし人物のつながりがややこしいこと。ボスと愛人がさらわれ緊迫の次巻へ!2017/07/17
ぜんこう
21
なんか子供が適当に絵を描いてそれをそのまま使ったような強敵カトル・カールのメンバー・・・それにしても登場人物が多すぎてわけわからん。 そして突然の To be continued。 次巻読むときには更に登場人物を忘れているだろうけど、この疾走感は病みつきになります。2018/03/18
緋莢
21
“廃棄処分”を免れたボイルド達。三博士の一人・クリストファー教授の指揮と共に9名の仲間と共に向かった先はマルドゥック市(シティ)だった。新たな証人保護システム「マルドゥック・スクランブルー09」の任務に従事するボイルドたち。だが、彼らを待ち受けていたのは凄絶なものだった・・・2016/06/07
いおむ
18
再読です!面白い!ぐいぐい読みたい!2023/03/19
みか
14
先が気になって一気読み。取り敢えずカトル・カールのメンバがめちゃくちゃ疳に障るのでさっさと片づけちゃって欲しいです。彼ら以外のキャラは悪い奴でもなんとなく愛すべきキャラなんですがね。パパ・モンスターはどんどん魅力的になっていく。さて、このラスト、いかなる方向へ進んでいくのか。この勢いでいざ最終巻へ!2013/11/18