出版社内容情報
75年の時を経て再度襲来した異星人艦隊に敢
然と立ち向かったのは、〈伝説の艦隊〉最後
の一隻〈コンスティテューション〉だった!
内容説明
統合防衛軍航宙母艦“コンスティテューション”は、75年前に突如襲来し、人類を滅亡寸前に追いこんだ異星人艦隊との戦闘で活躍し、“伝説の艦隊”と呼ばれる艦隊の最後の現役艦だった。だが、軍縮により退役が決まったまさにその時、恐るべき異星人艦隊が再度襲来したのだ!その圧倒的な破壊力で、防衛艦隊は次々に撃破されていく。旧式の巨大老朽艦は、地球を守るため敢然と敵に立ち向かうが…熱血戦争SF3部作登場!
著者等紹介
ウェブ,ニック[ウェブ,ニック] [Webb,Nick]
シアトル生まれの実験物理学の博士号を持つ科学者兼SF作家。昼はNASAで軽量素材をもちいた宇宙船の部品を設計し、夜は家で星間宇宙を航宙艦で飛びまわっている。2014年に発表したデビュー長篇、The Terran Gambit:Pax Humana Saga Book 1は、銀河帝国に対して人類が地球独立のために闘う物語で、10万以上ダウンロードされ、USAトゥデイのベストセラーリスト入りを果たした。以来、矢継ぎ早にいくつものシリーズ作品を発表、スペースオペラ界の人気作家として活躍している
置田房子[オキタフサコ]
北海道大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたなべよしお
21
ありがちなB級SFです。でも、大好物なので楽しませてもらいました。ひねくれもののジジイ艦長が退役間近の老朽艦で、エイリアン艦隊に立ち向かう。何度も使われた設定です。近年でも「暗黒の艦隊」とかありました。まぁ、自分はこんなの好きというだけですけど、おもろいよ。2020/10/27
鐵太郎
18
かつて人類を襲った異星人<スウォーム>をかろうじて撃退した装甲が分厚い老朽艦たち、「伝説の艦隊」の最後の生き残り<コンスティテューション>が現役を解かれる場面から始まります。指揮を取るのは老いぼれ艦長と老いた石頭の士官たち。そこに75年ぶりに<スウォーム>が来寇します。新鋭の軽量装甲を持つ防衛艦隊派たちまちのうちに駆逐され、対抗できるのはこの老朽艦だけ。 ──どこかで見た設定で、またかという気もするのだけど、これが意外に魅力的。新任の副長補佐がみるみる役立つ人になっていく様子が面白い。次を読んでみるかな。2021/12/04
わたなべよしお
16
まもなく「2」が出るので再読。やはり、なかなか面白い。まあ、個人的趣味ですが。2021/02/11
ケンケン
13
(634冊目)想像してたよりも面白かった~異星人艦隊との戦闘が始まってからの怒涛の展開は、読み応え十分!! 登場する兵器やキャラクターの描写が好きな感じだ( *´艸`) 新たなる敵の襲来と多くの謎は、如何なる展開をみせるのか…早速、第2部を読まなくちゃ! 2021/03/06
SINKEN
10
【総評】★★★★★【感想】ミリタリーSF。しかも最近よくみかける、旧式の航宙艦が主役というお決まりのパターン。なのだけど、章立てやストーリー展開、話のテンポが程よく、とても読みやすかった。ラストの方では急展開し、新たな謎も出てきて、次巻への期待も膨らませる内容。すでに2も刊行されているので早く図書館に入ってほしいと思いつつ、これを機に1巻も含めて買っちゃってもいいかなと思えるシリーズでもあり。2021/02/23