出版社内容情報
ローダンはM-82内のある惑星で基地建設にとりかかった。しかし、その惑星の恒星近くに不審なアルマダ牽引機の部隊が出現した!
内容説明
ペリー・ローダンはまだらの白いカラスにだまされ、自分の細胞組織をわたしてしまった。アルマダ工兵がそこからドッペルゲンガー“シンクロニト”をつくりだせば意のままに操られることになる。ローダンはその事態を防ごうと、シンクロニトの追跡につとめる一方、M‐82内に“バジス”の拠点に適した惑星を見つけて基地建設にとりかかった。ところが、惑星の母星である恒星近くに不審なアルマダ牽引機の部隊が出現した!
著者等紹介
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鐵太郎
12
いつドッペルゲンガーに操られてしまうのか恐れているローダンと周囲の人々、黒い炎がなくなってただの女になってしまったゲシール、アルマダ牽引機が恒星に向けた奇妙な信号。そしていきなり恒星の中から襲いかかる強力無比なビーム──「恒星ハンマー」とは何。どうやって防げるのか。後半「アルマダ工兵侵攻」は、M82銀河に橋頭堡を得ようとする苦闘。フラッシュというあだ名の軽薄で生意気なブラド・ゴードンという青年がロワ・ダントンをイラつかせます。アラキスのスパイス工場というネタには笑った。2019/01/05
スターライト
5
標題作と「アルマダ工兵侵攻」の二篇収録。《バジス》が基地を作るのを阻止すべく設置された恒星ハンマーをめぐる戦いの標題作。後半は惑星ナンドでアルマダ工兵に使役されるナンディルを、ダントンらが救助する。まさか本書でフラッシュ・ゴードンネタとデューンネタが織り込まれるとは!マール先生、楽しんでるなあ。そしてローダンは、ついに四度目の結婚。ブルたち側近は独身のままなのは、あまりカップルが増えるとスペオペらしさが薄れるからか。ともあれシンクロニトの脅威は続く。2018/01/27
mabo510
0
面白かった。 これこそスペオペ!2018/01/31