内容説明
人工衛星「ようこう」「ひので」などの最新成果により、太陽は爆発を繰り返すダイナミックな天体であることがわかった。磁場の作用で、パチンコのようにプラズマが射出するメカニズムや、それが磁気嵐となって地球に影響を及ぼすプロセスを解明する。また、黒点の少ない時期(極小期)イコール太陽活動不活発期であり、黒点減少と気温変動との密接な関わりについても詳しく解説。さらに、太陽研究の知見を援用し、原始星、活動銀河中心核など爆発だらけの宇宙における天体進化の核心にまで迫る。太陽研究の基礎から最先端の成果まで詰まった、知的興奮の書。
目次
序章 世界の注目を集める太陽
第1章 太陽の基本構造
第2章 人工衛星が明らかにした太陽の真実
第3章 太陽が地球に与える影響
第4章 爆発だらけの宇宙
終章 われわれはどこから来たのか
著者等紹介
柴田一成[シバタカズナリ]
1954年、大阪生まれ。京都大学大学院理学研究科博士課程中退。理学博士。愛知教育大学助手、同助教授、国立天文台助教授を経て、京都大学大学院理学研究科附属天文台長。京都大学宇宙総合学研究ユニット長(兼任)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
red herring
3
普通に難しく、あまり記憶に留まっていないが、久しぶりに自然科学の本に触れて気持ちが良かった。文系より、実用書よりだったが、自然科学もちょいちょい挟んでいきたい。2020/10/21
いきもの
3
太陽について。フレア現象など表層で起こる現象のメカニズムなどを中心に。コロナとプロミネンスとフレアが頭の中でごっちゃになって読むのに一苦労。2016/08/24
Uetoh Betsuru
0
テスト2014/11/11
あくべんす
0
可
狼さんC
0
課題の参考にぴったりでした 2013/04/30