出版社内容情報
人類の”大惨事”は避けられるか?
気候変動、生態系の破壊、食糧危機、世界大戦――人類の破滅を防ぐための時間がもう残されていないのだとしたら、我々は今何をなすべきなのか?パンデミックを経てますます注目される現代思想の奇才が、西欧と世界で今起きている事象の本質をえぐり、混迷と分断渦巻く世界の「可能性」を問う。
内容説明
ウクライナ、パレスチナ、西欧とロシアの文化戦争―ジジェクの思想と政治批評にこの一冊で入門する!戦争を防ぐために何が足りないのか?
目次
序 フュチュールとアヴニールのはざま
さらばレーニン ようこそ無能な侵略者たち
戦争(と平和)の異常な平常化
黙示録の五番目の騎士
「サファリ」的な主観性
ほかの国が果たすべき役割
結束する権力者に立ち向かえ
今日のウクライナにおけるレーニン
ヒマワリの種がたっぷり入ったポケットから、何が育つのか?
倫理観の衰退を示す紛れもない兆候
偽の目覚めに騙されるな
ロシアと西欧の文化戦争
狂気のリズムにブレーキをかけろ
富裕層への課税?それでは足りない!
アサンジ:そうとも、われわれにはできる!
結論 手遅れの場合、どう始めればいいのか?
著者等紹介
ジジェク,スラヴォイ[ジジェク,スラヴォイ] [〓i〓ek,Slavoj]
1949年スロヴェニア生まれ。リュブリャナ大学社会学研究所教授。ラカン派精神分析の立場からヘーゲルの読み直しを行い、マルクス主義のイデオロギー理論を刷新、全体主義などのイデオロギー現象の解明に寄与。また社会主義体制下のユーゴスラビアで反体制派知識人として民主化運動に加わり、指導的な役割を演じるなど現実的な問題に対しても積極的な発言を行っている
富永晶子[トミナガアキコ]
翻訳家。獨協大学外国語学部英語学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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原玉幸子
朗読者
武井 康則
n雪
勝浩1958