「経済学」にだまされるな!―人間らしい暮らしを取り戻す10の原則

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「経済学」にだまされるな!―人間らしい暮らしを取り戻す10の原則

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  • サイズ 46判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140818862
  • NDC分類 331.04
  • Cコード C0098

出版社内容情報

フランスで5万部を売り上げた、「怒れる経済学者」警世の書

「経済学は科学ではない」、なぜなら、ノーベル経済学賞を受賞した二人の経済学者が、まったく同じデータから正反対の結論を導き出しているからだ――。政策決定を理論づける主流派の経済学者は、疑い得ないものとして経済の「常識」を提示するが、それは特定の時代の特定の階層に利する「歪んだルール」に過ぎないことを、著者は確かな論拠と具体的な数字で明らかにする。新自由主義者たちが声高に主張する「常識」を疑い、より良い社会に向けて議論するための”足場”をつくる一冊。

内容説明

政策の決定に対して影響力をもつ「主流派」の経済学者たちは、自分たちの提言を科学的な分析に基づいた唯一の選択肢であるかのように見せているが、それは実際には、特定の時代の特定の層に利する「歪んだルール」に過ぎない―。「ヨーロッパの怒れる経済学者」のひとりである著者、トマ・ポルシェが、「主流派」エコノミストの主張を検証し、身近な問題について自分の頭で考えるための指針を示す。フランスで5万部を売り上げた警世の書、待望の邦訳!

目次

経済学は科学ではない
自発的な服従
個人のサクセスストーリーという神話
労働市場―終わりも成功もない改革
公的支出がこんなにも嫌われるのはなぜか
金融は企業を裏切る
債務超過というこけおどし
社会福祉モデルを壊そうと躍起になるのはなぜか
地球温暖化対策をめぐる欺瞞
ほころぶ欧州連合
全面的支配の切り札
IMFによる

著者等紹介

ポルシェ,トマ[ポルシェ,トマ] [Porcher,Thomas]
パリ・スクール・オブ・ビジネス客員教授で、2011年にフランスで結成された「怒れる経済学者たち」に参加。2013年からフランスエネルギー省の「持続可能なエネルギーへの移行」に関するシェールガス検討グループのメンバーに加わり、2017年のフランス大統領選ではヤニス・バルファキスと共同声明を発表して社会党候補のブノワ・アモンを支持する等、政治的なコミットメントにも積極的。メディアでは定期的に一般向けの講演を行っており、「世界で最もフォローされているエコノミストトップ50」(Bloomberg HT、2018年)、「フランスの“今年の”パーソナリティトップ50」(Tecknikart誌、2019年)、「世界で最も影響力のあるエコノミストトップ50」(Richtopia、2020年)にランクインしている

岩澤雅利[イワサワマサトシ]
翻訳家。神奈川県生まれ。東京外国語大学ロマンス系言語専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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R

42
もてはやされている「経済学に基づいた」というものの嘘、欺瞞を憤慨弾劾する本。経済学が示したものが、何一つよい結果を生まず、その後に検証されることもない、科学とは似て非なるものであると喝破して、為政者や、階級堅持を支持するものたちが、それを確約する方便として利用する、利用されやすい理論めいたものを紡いでいると、現代社会資本主義に対して、経済学が寄与した悪徳のようなものをあげ連ねていた。格差を広げるための活動を支える技術、それが経済学であると読めた。2022/07/04

まゆまゆ

14
そもそも経済学は明白な結果を伴う中立的な科学ではない。あくまでもモデルの一つであって、それが全てに有効ではないことをあらためて知らしめる内容。現在の主流派になっている新自由主義もかつては有効だったとしても、今もそうではないことは既知のとおり。改革といっても誰かが他の誰かよりも多く利益を得ていることは歴史が証明している。2022/02/14

むっち

4
もっと読まれて良い本なんだが……。昔、大学でマル経(マルクス主義的経済学)を学ん出いるときはマル経こそが経済学だった時代は80年には終わりを迎え、もはや近大経済以外は経済ではないかのような様相だと思える。数式のない経済学なんてありえないかのような扱い。しかし、数式を扱っていかにも科学的な装いをとっても、仮設の検証もないまま、「中立な経済学の理論にもとづく政策」経済の失速とと社会保障の後退を招いているのに、政治家は責任をとらず経済学者は根拠のない常識をかたる。その結果が格差と貧困の広がりだ。2022/12/12

Book shelf

4
経済関連でこれまで読んだ本の中でもかなり面白く分かりやすい内容。経済は生き物であって明白な答えを導き出せる中立的な科学ではないという主張から始まり、そこから日本でもお馴染みの公的支出の削減のためなら公的サービスの劣化、民営化もやむを得ないという風潮にもっていくやり方を批判、それは結局国民の生活水準の低下を真似くと指摘する。また貧しい国がいつまでも貧しいという仕組みをIMFの実態を例に明らかにする。身を切る政策が人気の政党もありますが、ほんとに大丈夫なのかという目を養う一歩になりうる本です。2022/06/21

Yoritoku Nakagawa

1
自由より平等を重視する左派系の人の代表的な主張がなされている。現状を一方的に批判したり、なんでも国に押し付ける姿勢はいかがなものかと思う。決めつけによる主張をするなら根拠のある代替案を示してほしい。2022/04/20

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