出版社内容情報
主人公裕は、膨大な古文書のデータの中から上州に伝わる子間引きの風習や毛利神社や琴平神社の社名に注目し、資料と格闘する。裕がそこまでするには理由があった。父が決して語らなかった母親の系譜に関する手がかりを見つけるためでもあったのだ。大した成果が得られぬまま、やがて夏も終わりに近づくころ、巣守郷を独自調査していた少年・淳が警察に補導されてしまう。郷に監禁された少女を救おうとする淳と、裕の母親の出自を探す道が交差する時――。宮部みゆき、東雅夫、東えりか、杉江松絶賛の、前代未聞の伝奇ホラーミステリーにして青春ラブストーリー! 感動のラストまで目が離せない、超弩級エンターテインメント。
内容説明
上州地方のフィールドワークを進める裕と香織は、土俗的な因習に関する膨大な古文書と格闘する。だが決め手をつかめぬまま、夏が終わろうとしていた。一方、山深い郷を独自に調査していた少年・淳が駐在に補導されてしまう。淳は閉じこめられた少女を救おうとしていたのだ。淳と裕、それぞれの調査が交差する時、事態は大きく動いた!読書界騒然、民俗学ミステリーにして青春ラブストーリー、感動のラスト。超弩級エンタメ!
著者等紹介
高田大介[タカダダイスケ]
1968年、東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学、東京藝術大学などで講師を務めたのち渡仏。専門分野は印欧語比較文法・対照言語学。2010年『図書館の魔女』で第45回メフィスト賞を受賞しデビュー。和製ファンタジーの傑作として大きな話題を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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