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出版社内容情報
障害をぜんぶ抱きしめた、家族の奮闘の物語。著者は重い障害をもつ自らの妹にカメラを向けて番組を作ったディレクター。その妹と家族
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴよ子
12
「幸せ」「不幸」というのは非常に主観的だなと思った。「笑ってくれない」なんてずっと言っている筆者に対し最初は苛立ちを感じた。あとで両親がたしなめている場面ですっとした。確かに、重度心身障害者の亜由未ちゃんの介助は大変である。娘と母親の電話の場面で、子供の自由を少しでも制限することなんて親として言いたくないけど、でもそう約束してもらわないと心配でたまらないという気持ちが辛かった。そして亜由未さんの双子の姉妹の「障がい者兄弟の介助や支えをして美談を流している番組を見て辛くなった」という気持ちがとても響いた。 2018/07/09
ユカコ
9
NHKの若きディレクターが、重度障害者の妹の介護を通し家族と向き合うドキュメンタリーの書籍化。重度障害者を持つ家族の幸せとは。きっと笑ったりケンカしたり、普通の感情を大切にしながら共に生きていくことが家族の幸せなんだろうと感じた。怒ってもいい。泣いてもいい。人間らしくいられる場所。個人的には障害を持つ姉に複雑な気持ちを抱いていた妹さんに痛いほど共感した。いるだけでいいって言ってもらえることを羨む気持ち。寂しさ。ずるいと思う自分が嫌になる気持ち。罪悪感。でもきょうだいのこと好き。揺れながら、私も共に生きる。2020/02/02
tu-ta
3
「あゆちゃんち」、あるきっかけで知り合って、それから打ち合わせで何回か行きました。あゆちゃん母のパワーの陰にこんな話があるのかと思いました。また、あゆちゃんの笑顔にただ惹かれていた自分の浅さにも気づかされました。この本を読む前に著者の裕野さんと、フェイスブックで少しだけやりとりをしました。それも含めて、読書メモ書きました。https://tu-ta.at.webry.info/201809/article_1.html 2018/09/02
takao
1
障害2019/11/02
あお
1
亜由未が幸せに笑っている様子は、本来とってもプライベートなものだけど、敢えてそれを発信していかないと殺されちゃうのかな、と不安になる。お母様の言葉が印象的。2019/02/24
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