出版社内容情報
80年代における日本経済の中で特に顕著な動きを示した資産価格(株価・地価)の高騰という現象を対象にして,その価格変動のメカニズムを経済学の理論を用いて明らかにする.“理論と現実問題の間の風通しをよくする”という意欲的な試み.
目次
第1部 株価・地価(株価“モデル”と日本の株価;日本の株価水準と投資尺度;株価とバブル;企業価値評価と税制;日本の地価決定メカニズム;土地税制の宅地供給阻害効果と地価)
第2部 資産市場(1980年代の機関投資家の外債投資行動;日本における資本市場の機能;資産課税と税制改革;家計の富と企業の富―日本における富の集中をめぐって)
第3部 株価・地価をどうみるか(コンファレンスに参加して;株式のファンダメンタル・バリュー)