出版社内容情報
慣れ親しんだ鞆ノ津の釣場、尾道で訪ねた志賀直哉の仮寓、ひとり耳にした平和の鐘の音、「黒い雨」執筆の頃、母親のこと――。広島生まれの著者が綴った、郷里とその周辺にまつわる随筆十七篇、小説「因ノ島」「かきつばた」、半生記などを収める。豊かな海山や在所の人々へのあたたかな眼差しがにじむ文庫オリジナル作品集。〈解説〉小山田浩子
目次
Ⅰ
広島風土記/志賀直哉と尾道/尾道の釣・鞆ノ津の釣/因島半歳記/鞆ノ津/鞆は生き慣れた釣り場/消えたオチョロ船/大三島/大三島の樟の木/備前牛窓/ふるさとの音/備後の一部のこと/故郷の思い出/備南の史蹟
*
因ノ島(小説)
Ⅱ
疎開日記/疎開余話/在所言葉
*
かきつばた(小説)
『黒い雨』執筆前後(談)
Ⅲ
おふくろ/半生記(抄録)
内容説明
慣れ親しんだ鞆ノ津の釣場、尾道で訪ねた志賀直哉の仮寓、ひとり耳にした平和の鐘の音、「黒い雨」執筆の頃、母親のこと。広島生まれの著者が綴った、郷里とその周辺にまつわる回想や紀行文十七篇、小説「因ノ島」「かきつばた」、半生記などを収める。豊かな海山や在所の人々へのあたたかな眼差しがにじむ文庫オリジナル作品集。
目次
1(広島風土記―早廻り記;志賀直哉と尾道;尾道の釣・鞆ノ津の釣;因島半歳記 ほか)
2(疎開日記;疎開余話;在所言葉;かきつばた ほか)
3(おふくろ;半生記―私の履歴書(抄))
著者等紹介
井伏鱒二[イブセマスジ]
本名・満寿二。1898年(明治31)、広島県に生まれる。早稲田大学、日本美術学校を中退。1929年(昭和4)、「山椒魚」「屋根の上のサワン」で文壇に認められる。38年(昭和13)、「ジョン万次郎漂流記」により直木賞を受賞。「本日休診」(読売文学賞)「漂民宇三郎」(芸術院賞)「黒い雨」(野間文芸賞)などの小説の他、詩集や随筆・紀行も数多い。66年(昭和41)、文化勲章受章。93年(平成5)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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