中公文庫<br> 金子光晴を旅する

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中公文庫
金子光晴を旅する

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122070769
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C1195

出版社内容情報

僕が旅立ちたいわけは、だがあんまり災難が多いからだ――上海、マレー半島、インドネシア、パリ。『マレー蘭印紀行』『どくろ杯』等にも綴られた詩人と妻の計画も希望もない四年に及ぶ放浪の旅を、本人たちへのインタビュー、その旅に魅せられた21人のエッセイで辿る。全集月報ほか単行本未収録作品多数。


文庫オリジナル




(目次より)


Ⅰ 金子光晴、旅を語る


不穏な漂泊者(聞き手:開高健)


人生五十年、あとは急降下(対談:寺山修司)




Ⅱ 金子光晴の周辺 (森三千代/聞き手:松本亮)


戦友だなんて、そんな……/ジャワでの話/パリへ/パリでの話/『こがね蟲』のあと/〝放浪〟のあとさき/徴兵断わりのこと/両親のことなど




Ⅲ 金子光晴と私


『マレー蘭印紀行』『詩人』『新雑事秘辛』(松本亮)


『どくろ杯』『ねむれ巴里』『西ひがし』(秋山清)


光晴夫妻と巴里での出会い(永瀬義郎)


金子光晴の「時間」(阿部良雄)


あくび(茨木のり子)


金子光晴について(吉本隆明)


悪友金子光晴と私(中西悟堂)


詩の蘇生に向かう放浪のヴェクトル(清岡卓行)


「生きている」流浪者の眼(窪田般彌)


怪物が死んだ(草野心平)


地獄の見世物としてのパリ(田村隆一)




Ⅳ 金子光晴を旅する


螢の樹(奥本大三郎)


空白の海を越えて(小林紀晴)


金子光晴と森三千代を知らない(島尾伸三)


金子光晴(福田和也)


暇と求婚(角田光代)


「自由な関係」を探しに(山崎ナオコーラ)


私がいちばん読み返した本(高野秀行)


旅の混沌(沢木耕太郎)

内容説明

僕が旅立ちたいわけは、だがあんまり災難が多いからだ―上海、マレー半島、インドネシア、パリ。『マレー蘭印紀行』『どくろ杯』等に綴られた、詩人と妻の四年に及ぶ計画も希望もない放浪の旅を、ふたりへのインタビュー、その旅に魅せられた21人のエッセイで辿る。単行本未収録作品多数。

目次

1 金子光晴、旅を語る(不穏な漂泊者―聞き手・開高健;人生五十年、あとは急降下―対談者・寺山修司)
2 金子光晴の周辺 森三千代(聞き手・松本亮)(戦友だなんて、そんな…;ジャワでの話;パリへ;パリでの話;『こがね蟲』のあと;“放浪”のあとさき;徴兵断わりのこと;両親のことなど)
3 金子光晴と私(『マレー蘭印紀行』『詩人』『新雑事秘辛』(松本亮)
『どくろ杯』『ねむれ巴里』『西ひがし』(秋山清)
光晴夫妻と巴里での出逢い(永瀬義郎)
金子光晴の「時間」(阿部良雄)
あくび(茨木のり子)
金子光晴について(吉本隆明)
悪友金子光晴と私(中西悟堂)
詩の蘇生に向かう放浪のヴェクトル(清岡卓行)
「生きている」流浪者の眼(窪田般彌)
怪物が死んだ(草野心平)
地獄の見世物としてのパリ(田村隆一))
4 金子光晴を旅する(螢の樹(奥本大三郎)
空白の海を越えて(小林紀晴)
金子光晴と森三千代を知らない(島尾伸三)
金子光晴(福田和也)
暇と求婚(角田光代)
「自由な関係」を探しに(山崎ナオコーラ)
私がいちばん読み返した本(高野秀行)
旅の混沌(沢木耕太郎))

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

97
前半は開高健、寺山修司との対談、金子光晴と旅に出た妻・森三千代へのインタビュー、そして作家・詩人の方による金子光晴・森三千代について。金子光晴という人は昭和3年に日本を出てアジアからヨーロッパへ旅に出たことは知っていたがそこでの滞在記「マレー蘭印紀行」や「ねむれ巴里」は読んでいないので読む順番が逆だったかもしれない。しかし高校生時代に読んだ金子光晴氏編集の「面白半分」とい雑誌は面白かったな。エロ爺の魁だったかも。今の時代ではあんな自由な本は出せないと思う。2022/01/07

たまきら

28
夫の借りてきた本。彼も妹もこの詩人が好きで多くの本を読んでいますが、私はあまりリンクしないまま50になってしまいました。ここに登場する多くの人たちはすでに亡くなっていて、読みながら不思議な気持ちに。特にご存命の方たちと混ざっているから違う「旅」感が…。2023/09/06

ポン

6
『旅の混沌』文/沢木耕太郎さん。寺山修司さん、開高健さんとの対談ほか 金子光春さんの三部作『どくろ杯』『ねむれ巴里』『西ひがし』を読んでみたくなりました。 2022/02/28

なおこっか

5
“金子光晴を”旅する、の題通りに詩人の人物像が深みを増した。冒頭、開高健の文章が衝撃的なまでに良い。今まであまり開高健を読んでこなかったが、これから読もうと思う位。一筋縄でいかない金子光晴の紹介として最適な一文では。金子光晴に「仕事は五十くらいまで」と教訓を伝えられた寺山修司が早世してしまったのも、何だか…。自分が金子光晴への扉を開いた切欠は茨木のり子だが、その目を通した詩人は粋な男性。金子光晴が一人だけ内に籠った存在ではなく、周囲の人と響きあっている様子が全体に滲んでいる。2021/10/19

チェアー

5
こんなハチャメチャな旅をした人がいただろうか。 妻を先にパリに行かせ、自分は旅行資金を稼ぐためにマレー半島を練り歩く。 パリで再会しても貧乏は変わらず、帰りも先に妻を帰す。 きっとマレー半島は苦しくとも楽しかっただろう。きらきらと輝く陽光のなか歩くのは、人間として楽しかっただろう。 だからこそ、後の世になっても金子光晴という人に多くの人が惹きつけられるのだ。 2021/08/27

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