出版社内容情報
テレビの経済コメンテーターとしても活躍する大学教授の三崎皓子は、「昔の男」矢木沢からの20年ぶりの電話をきっかけに、政界へ入ることになる。民間人として金融担当大臣を務めた後、故郷・京都で選挙を戦って参議院議員にトップ当選。山城総理から官房長官に抜擢される。しかし、この活躍を快く思わない古老たちが裏で結託し、皓子を陥れようとして……。選挙活動中に死去した父との因縁、矢木沢の奇怪な行動、そしてある日、山城総理が倒れる――。権力、欲望、嫉妬が渦巻く永田町。皓子は〝生贄〟となってしまうのか、それとも〝ジャンヌ・ダルク〟になれるのか?
内容説明
三崎皓子、五十一歳。気鋭の経済学者で、テレビのコメンテーターとしても活躍中だ。ある日、明正党の総裁・山城泰三に呼び出され、民間人として金融担当大臣に指名される。就任直後、地方銀行の取り付け騒ぎを鮮やかに解決した皓子は、参院選へ出馬、官房長官に抜擢される。そんななか、山城が病に倒れて―。皓子を待ち受ける運命は?
著者等紹介
幸田真音[コウダマイン]
1951年生まれ。米国系銀行や証券会社での債券ディーラーなどを経て、95年『小説ヘッジファンド』を上梓し、作家に転身。2014年、高橋是清を描いた『天佑なり』で新田次郎文学賞を受賞。テレビやラジオでも活躍し、政府税制調査会、財務省・財政制度等審議会、NHK経営委員会など公職を歴任している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
Walhalla
風香
のびすけ
へいがぁ
-
- 電子書籍
- 【単話版】死にたがりの完全犯罪と部屋に…